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Profile

プロフィール

1924年(大正13年)、安井武雄(1884-1955)は片岡安(かたおかやすし)の事務所から独立し、大阪市にて安井武雄建築事務所を創設しました。初期の作品である大阪倶楽部(1924)、ガスビル(大阪ガス本社ビル, 1933)、野村證券本社ビル(1930)などは今も健在であり、竣工当時の姿をそのまま継承しています。安井武雄が活動した時期は世界的にモダニズムが高まっていましたが、安井はこの動きをふまえ、自由様式という言葉を用いながら、日本におけるオリジナリティを模索した作品をつくりだしています。なお、安井は満鉄の技師として10年務めていましたが(1910-1919)、旧満鉄中央試験所(1915)など、当時手掛けた作品は今も大連市に残っており、現在も使用されています。

1951年(昭和26年)、事務所は安井建築設計事務所に組織変更されて今日に至っています。安井武雄死去後は三国利道が継承したのち、佐野正一(1921-2014)が長く社長を務めました。佐野正一は建築家としての活動に加え、建築主に対する信頼感を重視し、設計事務所としての組織の整備に努めました。作品のなかでは国鉄の民衆駅ビルのシリーズ、大阪国際空港ターミナルビル(伊丹)、サントリーホールなどは、建築類型の前例のないなかでの取り組みと言うことができます。

佐野正一の後継である椚座正信(1922-)は1989年に就任し、都市的スケールのプロジェクトを推進しました。1997年より佐野吉彦(1954-)が社長を務めています。

安井建築設計事務所と社会のネットワーク

社内勉強会風景

創業者・安井武雄は「誇りと情熱」という言葉を使うことがありました。スタッフに対し、建築の設計に関わることに誇りを感じ、情熱を持って設計に取り組むべきことを、安井は伝えようとしたのです。その基盤に立ちながら、建築主と社会に対し設計事務所としての責任を果たすことを表明しました。現在、安井建築設計事務所の「経営理念」では「創業からの歴史を踏まえ、着実な建築創造活動を通して、顧客と社会が求めるものを的確に実現します」と述べていますが、信頼感のある建築作品を丹念につくりあげることをつねに念頭に置いています。2000年以降からは、マネジメントビジネス部・環境室の創設、都市デザイン部・情報プレゼンテーション部の充実など、幅広いニーズに応える組織整備を進めてきております。

さて、眼に見える存在としての建築には、人やまちを元気にする使命と効果があります。もちろん、その使命を底支えするのは、われわれが取り組む建築設計に他なりません。そして、できあがった建築をステージとして生き生きとした活動がおこなわれているのを見ることは、われわれにとってこのうえない喜びです。

クラシック演奏風景

ここでは、建築が人と人とを結ぶ役割を果たしています。従って、建築が契機となっている活動を積極的に支援することは設計事務所にとっての誇りでもあります。これまで音楽・美術・スポーツなどの分野をはじめ、多様な活動をバックアップしてまいりました。たとえば、関西地区で1982年より関西フィルハーモニー管弦楽団の活動を、また安井建築設計事務所の第1作である大阪倶楽部でマンスリーコンサートを開催しているバロック演奏団体・日本テレマン協会の活動を支援しています。サントリーホールとは、設計者としてだけでなく継続的な関係をつくってきました。そのほかわれわれは様々な意義ある活動に協賛・連携してきましたが、具体的には「建築から学ぶこと」のなかでも活動の紹介をいたしております。

一方、事務所が活動する地域の活力と、設計事務所の活力は相伴うという視点から、各拠点事務所で以下のような地域のまちづくりと連携しております。次の世代への貢献として、国内外を問わず大学などの教育機関に講師を派遣してきておりますが、中学生の職場見学や大学生インターンを受け入れるなど、教育の機会を幅広くとらえ、建築の専門知識を魅力的に伝えること、まちづくりに積極的に寄与することに取り組んでおります。

環境への取り組み

木々の中の遊歩道

地球環境問題は建築設計の分野にも大きなインパクトを及ぼし、従来の省エネルギー技術だけにとどまらない新しい環境技術・評価手法の開発や建築デザインがさまざまに模索されています。この流れの中には常にサステナブル(持続的発展)というキーワードがあり、「質の高い居住環境」と「環境負荷の低減」という一見相反する命題を同時に解決することが求められています。

解答は一意的には存在しません。街づくりや建築に関わる様々な人々の「環境理念」が相互の協働により統合され、デザインと技術が密接に連携することで具現化されるこうしたプロセスを経ることで本当のサステナブル建築は実現されると考えています。このような理念に基づき、安井建築設計事務所の環境への取り組みの方向性を定めるナビゲーターとして環境室を設立しています。

環境室は、長年にわたり環境技術整備委員会で担当していた環境技術の整備蓄積を主体としたものから発展して、全社レベルの環境技術情報受発信、デザインと技術の連携、対外協働を支援するという役割を担う全社横断組織と位置づけています。具体的な活動はOn The Jobを原則に、「品質・環境チェックリスト」を用いたプロジェクトごとの環境配慮度の検討・評価、プロジェクトの中から特に選定される「環境重点取り組みプロジェクト」において環境デザインマネージメントの立場から世に問う作品づくりを行っています。

建築から街づくりまで総合的に携わる設計事務所として、建築設計という枠組みだけにとらわれることなく、環境という切り口から社会と建築の関係性を捉えるために社内外の知恵の協働というかたちの新たな環境への取り組みも模索しています。

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