自分の意見や考えを
気軽に話せる環境があります

石﨑 紫乃
環境・設備部 電気担当 2009年入社
先端情報電気工学科

石﨑 紫乃01

特定した分野だけでなく、
エネルギー全般に関わる仕事として選んだ当社

建築・設計という分野を志望した動機を教えてください

電気に関心を持ったのは、大学の進路を決める夏休みに、友人とテーマパークに遊びに行ったときに遡ります。そこで見たイルミネーションはとてもきれいだったのですが、毎晩このライトアップのためにエネルギーを使っているのだと思うと、きれいだな、楽しいなと思う反面、これからは省エネも考えるべきではないかと気づいてしまって……。省エネを意識するきっかけが照明だったことから、大学では電気工学を専攻しました。

入社のきっかけは?

当初、就職活動ではメーカーを検討していましたが、自分がやりたいこととは何か違うような気がして教授に相談すると、"電気の特定した分野を追及するだけでなく、幅広く電気とそのエネルギー全般に関わる仕事があるよ"と、建築設計事務所という選択肢を教えられ、当社に入社しました。
電気は日常に不可欠なもので、電気が通らなければ、建物を利用することもできません。ただ、電気工学卒業のため、入社直後は建築に関する知識が乏しく、建築という全く新しいフィールドに入った新鮮さと、また、それに関わる電気・設備の仕事が多岐にわたってあることに驚きを感じました。


石﨑 紫乃02

仕事はやりがいにあふれています

入社当初はどんな仕事をしましたか?

最初にゼロから関わったのは、教会の建替の仕事でした。電気・設備の設計者は、意匠設計者が建築主と打ち合わせをして具体的な平面プランができてからプロジェクトに入り、建物用途に合わせて計画していきます。どこから電力を供給してもらうか、どんな設備が必要か。まずは建築主にヒアリングして要望を把握し、概算工事費を算出して、建築主の承諾を得たら、施工者が見積もり出来るように詳細図面を描きます。
現場が始まれば、工事監理部が施工監理を担当しますが、図面だけでは設計の意図が伝わらないことも出てきます。また、図面上では可能でも、設備機器や配管配線の納まり、システムの詳細設定など、現場に入らないとわからないことも起きるので、設計者自身が施工者や建築主と詳細を詰めるために打ち合わせを行うことも少なくありません。

仕事のおもしろさ、やりがいはどんなときに感じますか?

建築主の方々は、エネルギーとしての電気を重視するだけでなく、その運用方法も気にされます。コンセントの位置や照明の明るさ等にはじまり、日常メンテナンスや災害対策に至るまで、どうすれば利用者にとって利用しやすいかを考えながら、建物内で総括的なシステムをつくることが私たちの仕事です。
建物は一つひとつ性格が異なり、建築における環境負荷を低減させる手法もたくさんあります。建物の性格を理解し、いかに省エネを進めていくか、仕事はやりがいにあふれています。


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設備機器は日進月歩。日々の勉強を活かしています

最近の仕事について教えてください

2015年にオープン(2014年竣工)した大阪ガスのショールーム、hu+g MUSEUM(ハグミュージアム)は、同社がガスをエネルギー源として発電する商品や電力会社を持っていることもあって、積極的に自家発電に取り組んでいる建物です。マイクロコージェネレーションをはじめ、蓄電池、太陽光発電など、電気をつくるさまざまな設備を複合的に利用してシステムを構築するには調整することも多く、難しい仕事ではありましたが、関係各社の方々の協力のおかげで、省エネに貢献できた建物になったと思います。設備機器を扱うメーカーをはじめ、業界全体が省エネに向けて努力されているので、電気の消費量を抑えるために私たちも検討を重ねながら、建物全体のシステムを考えていきます。東日本大震災以降、企業にとってBCP(事業継続計画)は重要な検討事項になっているので、災害に備える建築主の想いに答えていきたいと思っています。

設計の仕事をする上で、大切だと思うことは?

エネルギーを無駄遣いをせず、効率のよいシステムをつくっていきたいですね。設備機器は日進月歩で新しい技術・製品が登場していて、ちょっと気を緩めると、置いていかれてしまうので、新たな情報を吸収するため、日々勉強しています。
設計者は、仕事を通じて多くの方と出会うので、どんなことでも笑顔で乗り切れる気力と体力、そして並行して多くのプロジェクトを抱えるなかで、仕事でもプライベートでも、前向きに楽しむ気持ちを持つことが大事だと思っています。

入社希望者へのメッセージを

入社当初は建築のことを知らないという引け目もあり、現場できちんと受け答えができずに落ち込むこともありましたが、悩んでいても仕方ないので、わからないことは周囲に相談し、少し肩の力を抜いて仕事をするように心がけました。
社内には、新たな動きや自分と異なる意見を知りたいという先輩方が多く、若手の話も興味を持って聞いてもらうことができるので、自分の意見や考えを気軽に話せる環境があります。
私自身そうだったように、電気工学の学生は、就職先としてまずメーカーやインフラ供給会社を検討すると思いますが、建築における電気・設備の設計者は、あらゆる用途の建物を担当できるので、新しいことを知りたい、学びたいという好奇心のある人にとっては、とてもやりがいのある仕事です。  

マイクロコージェネレーション……環境負荷の低い天然ガスやカーボンニュートラルなバイオガスなど、クリーンエネルギーでガスエンジン発電機により発電し、その際発生する熱を、給湯や冷暖房に有効利用し、エネルギーロスを軽減すること。


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関わったプロジェクト:hu+gMUSEUM
関わったプロジェクト:hu+gMUSEUM
友人と工場見学ツアーを楽しみました
友人と工場見学ツアーを楽しみました