やりたいことやビジョンが
明確にある人に向いている

寺田 絵美
構造部 2012年入社
創造理工学研究科建築学専攻


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基準が明確で、解を数値化できる構造設計

建築・設計という分野を志望した動機を教えてください

工作や絵を描くことが好きで、理系の科目も得意だったので、その能力を活かせる分野を考えたとき、機械・建築という選択肢が候補に挙がりました。ただ、機械の場合、つくるものが大量生産になってしまいます。職人への憧れのあった私は、基本、一品生産の建築なら、一つひとつと向き合えると思い、大学では建築を専攻しました。美術が好きな母親と一緒に、子どもの頃から美術館巡りや工芸づくりを体験していたことが影響していたのかもしれません。
大学では意匠設計を学ぶつもりでしたが、講義を受けるなかで、自分には構造が向いているのではないかと思うようになりました。意匠の場合、人の感性によって善し悪しが異なるので、基準がわかりにくいところがありますが、構造設計は、たとえばこれだけの規模の地震が来たらこうなる、だからこうすれば安全だと、解を数値化できます。善し悪しの基準が明確かつ数値化できるので、建築主にも説明しやすいですし、納得してもらいやすいところが自分に合っているのではないか。そう思ったことが、構造を選択した理由です。

入社のきっかけは?

大学で開催された就活イベントで、ゼネコンや組織設計事務所がブースを出していて、当社のブースでも話を聞きました。そのとき担当してくれた方がとても親切で、会社の雰囲気が伝わってきました。こういう人たちがいる会社なら自分に合っているだろうと思ったのがきっかけです。


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専門的な話も平易なことばでわかりやすく

入社当初はどんな仕事をしましたか?

30代の上司のもと、13階建ての庁舎の構造の一部、床の設計を担当しました。人が乗っても揺れたりしないか、いくつかの板材の強度を比較し、床を支える二次部材の計算をしました。
教科書で学んだ計算も確かに出てくるといえば出てくるのですが、性能や経済的な効率において、どう設計すれば建築主にとってよいかということは、入社後でなければ学べないことです。現実に建物をつくるには、いろいろな観点からのアプローチが必要なこと、学生時代のように自分の思いだけでは設計は成り立たないことを実感しました。

最近の仕事について教えてください

いちから自分が担当したのは3階建てのオフィスビルです。部屋の配置など、意匠設計が決まったところで、構造的にどういう建物にしていくかや、ディテールなどを意匠設計者と打ち合わせをして決めました。
学生時代、構造設計の仕事は計算が主だと思っていましたが、実際には現場にも行くし、事務的な仕事や図面を描いたりもします。現場では、工場で生産される鉄骨が図面通りにできているか、製品検査をしたり、現場がスケジュール通りに進んでいるか進捗を確認したりします。

仕事のおもしろさ、やりがいはどんなときに感じますか?

仕事をしていて難しいのは、建築主と話すときに、自分が考えていることを、専門的なことばを使わずにわかりやすく伝えることです。難しい分、こちらの説明を理解してもらったうえで、感謝されると嬉しいですね。

設計の仕事をする上で、大切だと思うことは?

特に構造の場合、専門的な話が多くなるので、相手に理解してもらえるように平易なことばで話す、そういう気遣いは大事だと思います。たとえばデザインに特化したシースルーの階段などは、スカートを着ている女性は上がることができないので、そういったことも設計者として気遣う点ではないでしょうか。
公共建築の場合、発注者と実際にその建物を利用する人が違うので、両者の気持ちを汲み取ることも大切です。使い手のことをどれだけ考えることができるか。それが、よい設計につながるのではないかと思っています。


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忙しいことにめげない、芯の強い人が向いている

職場の雰囲気を聞かせてください

週末に食事に行ったり、ダーツをしたり、山登りをしたりと、社内の同世代が仲のよい、アットホームな職場です。先日も、後輩が名古屋で結婚式をした際、東京からみんなで前日に名古屋入りして、名古屋を周遊し、手羽先を食べに行ったりしました。
もともと趣味が多いのですが、最近はトランペットも始めたので、週末は楽器の演奏、染物やガラス工芸などをして、オン・オフをはっきり分けています。

入社希望者へのメッセージを

自分の意見を聞いてもらうことができるので、やりたいことやビジョンが明確にある人には向いている職場です。設計は忙しい仕事なので、そのことにめげない人(笑)、芯の強い人が向いていると思います。


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関わったプロジェクト:稲敷市庁舎
関わったプロジェクト:稲敷市庁舎
週末には趣味の楽器演奏
週末には趣味の楽器演奏
休⽇には同僚と⼭登り
休⽇には同僚と⼭登り