ソリューション

Solution

環境と建築

YASUI Green Style

環境理念

時間と空間のスケールで考える

「過去の経験と知恵の継承・進化」という時間の流れと、「建築から都市へと面的につながる空間」、このふたつの軸を環境と建築を考える有用な物差(スケール)としています。

自然とつながる – 開くと閉じる

屋外環境と屋内環境のもつ光・風・熱などの内外環境のエネルギーポテンシャルの差により、小さければ自然環境にたいして建築を連続させ(開く)、大きければ遮蔽する(閉じる)、という「環境に対してフレキシブルにつながる」ことが環境デザインの基本です。

社会とつながる – 点から面へ

これからの環境技術は、点としての建築のZEB化と、点をつなぐエネルギーと情報の面的なネットワークにより形成されるスマートコミュニティ、これら二つの双方向のアプローチが必要とされています。

YASUI GREEN STYLE 建築と自然・社会・技術のつながり考える

YASUI GREEN SOLUTION環境ソリューションの3要素

環境ソリューション

IPDに基づく環境デザイン

建築環境デザインは総合技術です。プロジェクトの関係者を統合して情報を共有しより良い結果に導く方法とされるIPD(Integrated Project Delivery)の考え方を基本に、3DCADツール・BIM(Building Information Modeling)を用いた設計プロセスとツールによりデザインとエンジニアリングが有機的に融合した環境デザインを提案します。

エネルギーの選択と利用

建築におけるエネルギー利用について、地域特性や再生可能エネルギー買取などのインセンティブ制度を活用し、クライアントのニーズに応じた最適な利用方法を提案します。特にこれからの環境技術は、スマートコミュニティ形成を前提とした、創エネルギーの融通利用とそれに伴うマネージメントが主要なエネルギー利用技術のテーマであると位置づけています。

ファイナンスサポート

計画した環境システムを実際に実現するための資金調達について、様々な補助金制度やエネルギーサービス事業などのファイナンシャル手法の活用を提案しサポートを行います。

Solution Keyword

【自然と環境デザイン】
光を取り入れる / 風を取り入れる / 太陽熱を利用する / 地中熱を利用する / 緑化と建築
   ファサードデザイン
【環境・省エネ技術】
蓄エネ / 地中熱利用システム / 躯体蓄熱 / 蓄電 /省エネ / 低温送風誘引ユニットシステム
   タスク アンビエント照明・空調 / 換空調換気 / 創エネ / 太陽熱集熱 / 太陽光発電 / コージェネレーション
【環境性能を計る】
環境シミュレーション
– BIM – SIM
CASBEE評価 / エネルギーマネジメント / ファシリティマネジメント / コミッショニング / BEMS
省エネ診断・リニューアル

環境デザイン・作品事例

Case-1 地域特性を生かす

木・水・風・太陽光でCO2排出減 西条市庁舎新館

西条市庁舎新館外観

西条市庁舎新館外観

西条市ならではの地域特性に着目した環境配慮型庁舎である。この地域特性とは、石鎚山のふもとに広がる森林から切り出される“木”、地面に鉄管を打ち込むだけで自噴する「うちぬき」とよばれる豊富な“水”、安定した卓越風が見込まれる“風”、日照時間の長い瀬戸内海式気候の“太陽光”の4 項目である。まず、“木”は地産木材の利用として、屋内の内装材だけでなく外装壁材にも利用。“水”は空調熱源水や外調機の予冷にも用い、空調利用後は雑用水として便所洗浄水に再利用している。“風”は階段塔の上昇気流と卓越風による自然通風の確保。「太陽光」は木材とともに外壁や屋上に可能な限り設置。これらにより、年間200tのCO2排出量を削減できると考えている。

卓越風利用の概念図とエントランス内観

卓越風利用の概念図とエントランス内観

■西条市庁舎新館
所在地/愛媛県西条市 主用途/庁舎(市役所) 建築主/西条市 設計/安井建築設計事務所 監理/西条市施設管理課、アール・アイ・エー 施工/建築:西松・白石・弓山共同企業体 電気:栗原工業・愛徳電工共同企業体 機械:ダイキアクシス・東洋設備工業共同企業体 面積/敷地:5,089.55m² 建築:1,483.61m² 延床:9,448.74m² 規模/地上7階 構造/S造(地上) 竣工/2014年2月 
<建築画報2014.11-359特集号より>

Case-2 自然採光

パッシブを光で具現化 ANA長崎コールセンター

トップライトや大きな窓で自然光を採取

トップライトや大きな窓で自然光を採取

全日本空輸が地方都市郊外で展開するビジネスモデルのひとつで、環境調和型のプロジェクトとして多角的に検討しました。中でも「立地環境の有効活用」の観点から自然採光を重点ポイントに位置付け、建物配置や方位・季節ごとの太陽高度などを検証し、自然採光に有効な形状を追求。パッシブデザインを具現化しています。

各所に設けたトップライトや大きな窓から自然光を上手く取り込みながら、建物にかかる熱負荷をコントロールすることで、照明器具の消費エネルギーを従来の4割程度、空調機でも従来の7割程度に抑制することができました。

設備が軽装備化・最小化され、施設管理の合理化にもつながっています。

■ANA長崎コールセンター
発注者/全日本空輸(株) 建設地/長崎市神ノ島 規模/S造 2階建、延5,435m² 竣工/2011年2月 設計/安井建築設計事務所 施工/建築:鹿島、電気:九電工、空調・衛生:新菱冷熱工業 撮影/黒住建築写真事務所
<建設通信新聞2011.11.21特集号より>

Case-3 自然通風

風を呼ぶ5つのデン 神戸幼児園

神戸幼児園断面図

神戸幼児園断面図

屋上からのぞく5つの塔は外観の特長にも

神戸幼児園

建物に風と光を取り入れる5つの「デン」を内部に設け、子どもたちの隠れ家的な遊び場になると同時に、上部5つの塔が外観の特徴となり、環境装置としても機能しています。

建物妻面の換気窓から自然の風を取り入れるため、デン上部のサッシに換気窓を設け、前面に屋外機を配置するなどし、煙突効果による空気の流れをおこしています。

デン上部に設置したファンにより、冬季は金属屋根面で太陽熱により暖められた空気を建物内に循環し、夏場は熱い空気をデン上部から外部に放出する計画としています。

■神戸幼児園
発注者/岐阜県神戸町 建設地/岐阜県神戸町 規模/RC一部S造 2階建、延2,606m² 竣工/2008年7月 設計/安井建築設計事務所 施工/岐建(電気:長良電業、空調・衛生:林工業) 撮影/アーキフォトKATO
<建設通信新聞2011.11.21特集号より>

Case-4 熱反射塗料・緑化・地中熱

クールシティへの貢献 小名木川商業施設「Ario北砂」

建物緑化などでヒートアイランドを抑制

イトーヨーカドー

架橋ポリエチレン管を装着して地中熱を採熱

架橋ポリエチレン管を装着して地中熱を採熱

都心23区では稀有の開発規模で、敷地は3つの街区と公園で構成されています。「豊かな緑環境」の形成を目標に、屋上・壁面緑化、地上緑地整備を進め、緑化が困難な屋根や駐車場には熱反射塗料などを採用、ヒートアイランド抑制に努め、周辺環境に配慮しました。

また、約400本におよぶ構造杭のうち200本に架橋ポリエチレン管を装着し、地中熱を採熱する熱交換装置として活用しています。「2009年度環境省クールシティ中核街区パイロット事業」の対象となり、竣工後にヒートアイランド緩和やCO2削減の効果を計測し、検証しています。

■小名木川商業施設「Ario 北砂」
発注者/日本貨物鉄道(株) 建設地/東京都江東区北砂 規模/Ⅰ街区(フィットネス・駐車場棟):S造 2階建、延2万3,766m²、Ⅱ街区(店舗棟):RC・S造 4階建、延8万1,616m² 竣工/2010年5月 設計/基本計画:安井建築設計事務所、実施設計:フジタ一級建築士事務所 施工/フジタ・松井建設JV(電気:九電工、空調:大成設備、衛生:須賀工業) 撮影/伸和
<建設通信新聞2011.11.21特集号より>

Case-5 大温度差低温送風

新技術開発の継承 大阪ステーションシティ・サウスゲートビルディング

大阪ステーションシティ・サウスゲートビルディング

大阪ステーションシティ・サウスゲートビルディング

大温度差低温送風ユニット

大温度差低温送風ユニット

安井建築設計事務所の代表作品の一つ、大阪ターミナルビル「アクティ大阪」が、増築工事を経て生まれ変わりました。

竣工時より、改修・設備更新の機会をとらえ、常に最先端の環境省エネルギー技術を取り入れてきましたが、今回は大温度差低温送風ユニットを大々的に採用し、小風量化によりファン動力を低減、ダクトサイズダウンにより階高を縮減できました。

竣工時のユニットはサイズが大きく、天井内の収まりやレイアウト変更に課題があったが、今回の増築に伴い、既存部も含めてコンパクト化しています。

時代のニーズに応えながら進化を続けるサステナブル技術を目指しています。

■大阪ステーションシティ・サウスゲートビル(アクティ大阪増築)
発注者/大阪ターミナルビル(株)、西日本旅客鉄道(株) 建設地/大阪市北区 規模/S・SRC造 既存部:地上28階地下4階建、延13万3,300m²、増築部:地上16階地下2階建、延3万7,200m² 竣工/2011年3月 設計/安井・ジェイアール西日本コンサルタンツ設計JV 施工/竹中工務店・大鉄工業JV(電気:西日本電気システム、日本電設工業、空調:JR西日本テクシア、衛生:西原衛生工業所、JR西日本テクシア) 撮影/竹中工務店
<建設通信新聞2011.11.21特集号より>

Case-6 BEMS

運用データの見える化 パナソニック エコソリューションズ社京都ビル

パナソニック電工京都ビル

設備管理者のいる大規模ビルでは、BEMS(ビルディング・エネルギー・マネジメント・システム)などを用いた省エネルギー管理も容易ですが、建物の大多数を占める中小ビルでは、利用者自身が省エネルギーに関する意識を持ち、行動に移す必要があります。

この建物はパナソニック エコソリューションズ社の最新の省エネルギー情報制御技術を導入し、「運用データの見える化」を主要テーマに計画しました。在・不在検知による照明・空調制御や用途・部門ごとのエネルギー消費量の収集などを安価なシステムで可能になりました。

竣工後半年を経過した時点で、運用データを利用者が意識することで20.5%の省エネルギーを実現しています。

■パナソニック エコソリューションズ社京都ビル
発注者/パナソニック(株) 建設地/京都市南区上鳥羽北花名町 規模/S造 4階建、延2,969m² 竣工/2011年6月 設計/安井建築設計事務所 施工/鹿島(電気:きんでん、空調・衛生:日比谷総合設備) 撮影/SS大阪
<建設通信新聞2011.11.21特集号より>

Case-7 SMART ENERGY NETWORK

創エネルギーと相互融通 大阪ガス hu+g MUSEUM(ハグミュージアム)

大阪ガスはぐミュージアム

大阪ガス発祥の地である大阪市内岩崎地区に建設された情報発信拠点(ハグミュージアム)で創出されるCGS回収熱・太陽熱を既設大阪ガス施設や新設される大規模ショッピングセンターやホームセンター間で相互熱融通を行うとともに、既設データセンターのCGS電源と系統電源を用いる特定電力供給事業によるスマートエネルギーネットワーク構築の一端を担っている。

ハグミュージアムは2012年度国交省CO2先導事業補助金対象として採択されています

■hu+g MUSEUM 大阪ガスハグミュージアム
所在地/大阪市 主用途/ショールーム(展示場) 建築主/大阪ガス㈱・大阪ガス都市開発㈱ 設計・監理/安井建築設計事務所 施工/竹中工務店(電気:きんでん、空調:新日本空調、衛生:須賀工業) 面積/敷地:3,866,85m² 建築:2,953,98m² 延床10,148,55m² 規模/地上5階 構造/S造 竣工/2014年11月 オープン2015年1月30日

環境シミュレーション

BIM活用例 BIMページはこちらから

BIM化したモデルを活用した環境シミュレーション(自然採光、温熱環境、自然通風・換気)を効果的に行い、「環境の視える化」による発注者側の速やかなディシジョンを導き出します。

温熱シミュレーション

温熱シミュレーション

採光シミュレーション

採光シミュレーション

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