人口増による分離新設の小学校と中学校が一部施設を共用する「併設校」。「つながる学校」をコンセプトに、市担当者・学識経験者の指導の元、学校関係者へのヒアリング、地域校区内への説明・ワークショップ等により意見集約を図りつつ設計を進めた。校舎は「出会いの広場」とよぶ中庭を取り囲むように配置し、小学校専用・中学校専用・共用のエリア設定、交流・連携が可能な平面計画とした。地域開放を想定し、学校エリアと地域開放エリアも明確に分離。太陽光発電設備の設置やLED照明、天井高の高い室への耐震天井の採用など、省エネルギーや避難所としての機能確保にも配慮している。