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岡山県倉敷警察署が完成しました

このたび、岡山県倉敷市で建設を進めておりました倉敷警察署の新庁舎が完成し、10月7日(月)に落成式が執り行われました。2010年実施されたプロポーザルで当社と地元の山陽設計とのJV案が特定され、設計・工事監理に携わってきました。式典には岡山県、倉敷市、警察関係者、地元地域の防犯に従事する方々が多数出席。2月の新本館、6月に新別館がそれぞれ竣工引き渡しを終えて業務を開始しておりましたが、あらためて新庁舎をお披露目する場となりました。

(北西側外観 前面道路より左奥に本館、右に別館/撮影:国際写真岡山有限会社)

(北西側外観 前面道路より左奥に本館、右に別館/撮影:国際写真岡山有限会社)

老朽化した旧庁舎の現地建替えの工事。「県民を守る安全・安心のシンボル」「県民に親しまれる警察庁舎」となるよう、倉敷美観地区の歴史的景観である「白と黒」を基調とし、「頂部の軒」、「縦格子」をデザインモチーフに、現代の建物のデザイン要素として取り入れました。景観に配慮しながらも、この「縦格子」には西日抑制の効果・機能をもたせています。
本館エントランスホールの内部は、突き当たりの視線が抜ける開放的な空間とし、内装材に岡山県産材の間伐材を用いてあたたかみのある設えとすることで、市民が気軽に立ち寄れる、親しみやすい雰囲気づくりを行っています。また、すべての市民に利用しやすい警察署庁舎としてユニバーサルデザインの思想に基づき、段差の解消、手すりの設置等各部に配慮しており、バリアフリー法の認定を受けています。

(岡山県産材を用いたエントランスホール 奥は明るい市民ふれあいスペース/撮影:国際写真岡山有限会社)

(岡山県産材を用いたエントランスホール 奥は明るい市民ふれあいスペース/撮影:国際写真岡山有限会社)

構造計画は、災害時拠点としての機能維持が要求されるために高い耐震安全性を確保しながら、執務空間は奥行14mの無柱空間とし、将来の組織改編にも対応可能な自由度の高いプランとしています。

環境技術としては、階段室を利用した自然換気システムや太陽光発電パネルを設置するなど自然エネルギー利用の他、開口部には日射を抑制するLowーE複層ガラスを採用し、熱負荷を抑えて空調エネルギーを低減させながら、できるだけ自然光を取り入れた明るい庁舎となっています。

BIMを用いての環境配慮計画の説明図

BIMを用いての環境配慮計画の説明図

計画の段階から竣工に至るまで、たいへんお世話になった岡山県、倉敷市、警察関係者、地域の方々をはじめ、工事・施工に関わった関係者の皆さんに心から御礼申し上げます。

あたらしい警察庁舎が、これから市民の皆さんの安全・安心の拠りどころとして親しまれ、利用されることを願っています。

 

(安井建築設計事務所 設計担当・広報部)

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