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那覇空港新国際線旅客ターミナルビルが完成

梓設計・安井建築設計事務所・宮平設計JV(共同企業体)で設計・工事監理を担当し、2012年6月に着工、約1年7カ月の工期を経て、このたび「那覇空港新国際線旅客ターミナルビル」が完成しました。2月14日(金)に落成式が執り行われ、17日(月)から共用が開始されました。

 

那覇空港の2013年の国際線乗降客数は前年比約50%増の約84万人で過去最高となり、既存施設の約3.6倍の面積となった新しい国際線ターミナルビルの完成によって、沖縄はもとより、世界への架け橋となる日本の空の玄関として大きく飛躍することが期待されています。

設計テーマに、21世紀の「万国津梁(ばんこくしんりょう)」の実現を掲げ、沖縄らしさが感じられるターミナルビルを具現化しています。

白を基調に沖縄の風景に溶け込む外観

外観デザインは、隣接する国内線ターミナルビル(当社設計、1999年竣工)との一体感に配慮して、大きな曲面屋根と琉球石灰岩をリズム良く貼った壁面で構成。東西の開口部には、琉球絣の格子模様をイメージさせる水平デッキ・垂直ルーバーを配置し、建物外壁に南国の光と影の強いコントラストを演出しています。西面にも水平ルーバーを設けて外観を特徴づけると同時に、西日を遮蔽して建物内部への熱負荷低減を図っています。

東西開口部には水平デッキと垂直ルーバーを設置

開放的な2階搭乗待合室

開放的な2階搭乗待合室

内部は主要な部屋を吹き抜けの高天井とし、隣接国内線ターミナルビルの技術を踏襲、プレキャスト・プレストレストコンクリート造の採用により、開放的な大空間を実現しました。到着コンコースから空と海を臨めることができる配置とし、沖縄を訪れる人々を心地よく迎えます。内部の壁仕上げに琉球石灰岩を採用、チェックインカウンターの天蓋軒先に琉球赤瓦をあしらうなど、沖縄らしさの演出を行っています。

琉球赤瓦が印象的な2階チェックインロビー

琉球赤瓦が印象的な2階チェックインロビー

省エネ・省資源計画では、自然採光、氷蓄熱システムの採用、館内照明の完全LED化、雨水利用を行い環境に配慮。また、発電機や受変電設備を3・4階に設置し、高潮などの水害対策を図っています。

将来のさらなる利用客増に対し、必要に応じて容易に拡張・増築できるような配慮も行っています。

 

計画の段階から竣工に至るまで、たいへんお世話になった那覇空港ビルディング株式会社、関係諸官庁の関係者、地域の方々はじめ、共同で設計・監理に携わった梓設計、宮平設計と工事・施工に関わった関係者の皆さんに心から御礼申し上げます。当社が設計を担当し、昨年9月に共用開始した国内線ターミナルビルの増築とあわせ、今回の新国際線ターミナルビルの完成で那覇空港が「アジアのゲートウェイ」としての機能と役割を果たし、国際的に大きく発展することを願っています。

 

(安井建築設計事務所 広報部)

 

※本編の内容は建設通信新聞2月14日掲載記事、梓・安井・宮平・那覇空港新国際線旅客ターミナルビル設計共同企業体:梓設計・門屋参与の施設概要紹介の寄稿文より引用しています。

※写真提供/國場組・大成建設・仲本工業JV

※情報協力/日刊建設通信新聞社

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