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庄原赤十字病院病棟等の増改築工事が竣工しました

3月に竣工を迎えた建物、しばらく時間があきましたが、庄原赤十字病院をご紹介します。

当社が設計・監理を担当し、2011年から広島県庄原市で建設を進めておりました同病院の病棟等増築工事が完成し、3月8日(土)に現地で落成式が執り行われました。当日は同病院の創立70周年記念も兼ねた式典となり、大きな節目を新しい病棟の完成で飾っています。

北東側外観夕景/左から南棟(既存)、低層L字型の中央棟(Ⅱ期)、西棟(Ⅰ期)

北東側外観夕景/左から南棟(既存)、低層L字型の中央棟(Ⅱ期)、西棟(Ⅰ期)

庄原赤十字病院は地元の篤志家により組合立庄原病院として創設され、昭和18年に日本赤十字社に移管されて以来、地域の中核病院としての役割を担ってきました。

西棟北側からの外観

西棟北側からの外観

施設の老朽化や機能強化などを図るため、今回の計画は敷地西側用地にⅠ期:西棟を建設することから始まり、既存棟を使用しながらの現地建て替えで、約3年にもおよぶ工事でした。

◆地域とつながる病院づくり◆

既存病棟(南棟)とL字型につながる新病院は、エントランスホールにガラスのカーテンウォールを採用することで、利用者を出迎える開放的な「顔作り」を行っています。

中央棟エントランスホール

中央棟エントランスホール

内装は明るい木を基調とし、増築によって生まれた4つの光庭が、冬の寒い庄原でも患者さんやスタッフが明るく快適に過ごせる環境を創りだしています。

エントランスホールでは、ミニコンサートが行えるよう2階部分に吹抜けを取り囲むギャラリースペースを設け、地域の皆さんに親しまれる施設づくりに努めています。

療養病棟4床室

療養病棟4床室

◆街に活気を与える建物づくり◆

地域の間伐材等を利用した木質ペレットを利用したボイラーを採用し、病院給湯の一部に利用することで、温室効果ガス排出の削減と、地域内産業の活性化に努めました。

◆よりよい医療を提供する環境づくり◆

各科カンファレンス中央に清潔感のあるカンファレンスホールを配置しています。

写真左(*)7階展望ラウンジ、右(*)カンファレンスホール

写真左(*)7階展望ラウンジ、右(*)カンファレンスホール

部門を越えたスタッフの交流を促し、教育と寛ぎの空間として、過密・多忙な中核病院を支えるスタッフにとって働きやすい環境を目指した計画です。 

計画の段階から竣工に至るまで、長期に渡りたいへんお世話になった病院の関係者、行政、地域の方々をはじめ、工事・施工に関わった関係者の皆さんに心から御礼申し上げます。同病院がこれからも地域の人々の健康で安心な暮らしを担う施設として、親しまれ、心の拠り所になることを願っています。

 

(安井建築設計事務所 設計担当・広報部)

 

写真撮影/佐藤和成 [佐藤フォト]、(*)山本 隆 [庄原赤十字病院]

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