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「市民交流プラザふくちやま」完成!大阪府建築士事務所協会 見学会実施報告(その2)

当社が設計を担当し、建設が進められた京都府福知山市「市民交流プラザふくちやま(愛称:ききょう)」。6月21日(土)図書館の開館とあわせ全館グランドオープンを迎えましたが、6月18日(水)に一般社団法人大阪府建築士事務所協会の主催で開催された見学会のようす、前編(その1)の続きを以下にご報告します。

2階 閉架書庫

2階 閉架書庫

2階の閉架書庫はガラス越しで自動書庫の動きが見える仕組み。蔵書は20万冊で、その収容量から2階の階高は約6.5mになっています。

吹抜け2階から3階を見上げる

吹抜け2階から3階を見上げる

施設内数箇所に吹抜けを設けています。吹抜けを介して各フロアの様子が垣間見え、人の活動・活気が相互に感じられるねらいです。避難安全検証法により、排煙を免除しながら安全性を確保しています。

2階 開架図書

2階 開架図書

2階は一般の開架図書をメインに、天井(3階床構造体)は構造部材と意匠性を兼ねたリブ付きハーフPC床版を採用。12.6mのスパンで西窓面まで柱の無い、ゆったりとした空間をつくっています。

書架の足元スリットから空調吹き出し

書架の足元スリットから空調吹き出し

開架図書コーナーは開放感とゆとりを感じる天井高ですが、書架の足元からやさしく吹き出す空調方式により快適な空間をつくっています。

2階西側開口/ダブルスキンカーテンウォール

2階西側開口/ダブルスキンカーテンウォール

駅前広場に建物の「顔」をつくるよう、西側に大きなガラス開口面を設けていますが、ダブルスキンのカーテンウォールで日射熱の負荷を軽減しています。ガラスは外側を厚さ10mmの倍強度、内側はLow-eを採用しています。さらに西日対策としての電動ブラインドを設けています。

2階 南壁面

2階 南壁面

西側に大きな開口をとる一方、南側は耐震壁を大きくとり、構造的なバランスをとっています。また、こちらは鉄道の線路・高架があることから、眺望は遮蔽しつつも遮音対策になっています。

吹抜けで2階・1階をつなぐ階段

吹抜けで2階・1階をつなぐ階段

集成材の階段は、靴音を抑えるよう内部にロックウールを充填して、静かな読書空間に配慮しています。

左/1階 絵本コーナー 右/1階 あかちゃんえほん・おはなしのへや

左/1階 絵本コーナー 右/1階 あかちゃんえほん・おはなしのへや

1階は児童図書が中心のフロア。福知山市(亡父の古里)とゆかりがある、東京都在住の佐藤八重子さんの寄付金により創設された「佐藤八重子記念子ども読書活動振興基金」を活用した本が所蔵されています。子どもたちの健やかな成長とまちの限りない発展を願い、佐藤さんも当日もテープカットに参列されています。

1階 ほっとはあとスペース

1階 ほっとはあとスペース

1階のエントランスロビーには、喫茶・軽食コーナー「ほっとはあとスペース“森cafe”」を設け、市内の福祉事業所により、障がいのある方の雇用の場として運営されています。

 

内部4階からのレポートは後編(その3)に続きます。

(安井建築設計事務所 設計担当・広報部)

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