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照明普及賞受賞事例発表会に日進市立竹の山小学校・日進北中学校

去る3月3日(火)~6日(金)にかけ、「ライティング・フェア2015~第12回国際照明総合展」が、東京ビッグサイトで開催されました。そのプログラムの一つとして4日(水)には、一般社団法人照明学会が「照明普及賞受賞施設事例発表会」を行い、当社が設計・監理に関わり、平成25年同賞を受賞した「日進市立竹の山小学校・日進市立日進北中学校」を紹介する機会に恵まれました。受賞79件のうち代表9件に選ばれ、たいへん光栄なことでした。

    当日は都合により当社の設計担当者が登壇できませんでしたが、プロジェクトの推進に共に取り組み、ご尽力いただいた日進市教育委員会事務局の桃原勇二係長(教育総務課施設係)に発表をお願いしました。

はじめにライティング・フェアを視察された桃原係長の感想として、「竹の山」の計画時にはまだそれほど機種が豊富でなかった高天井用(体育館使用など)のLED照明が充実し、月日と共に進化する技術に驚いたという所感を述べられました。また「竹の山」の計画・設計時を振り返り、当社からLED照明の積極採用を推薦され、当時先行事例がほとんど無かった中で、次世代の省エネを見据えて採用したことが間違いではなかったこと、あわせて、その意見交換を通じて当社を「良きパートナー」と語っていただけたこと、たいへん嬉しく感じた次第です。

施設の計画概要から工事経過の様子までパワーポイントの画像に解説を加えながら発表は進みました。

施工中には普通教室の1つを「モックアップルーム」として先行して作り、ワークショップで使い勝手や仕様を議論できて有効だったこと。また完成後、当社の設計担当者が児童に行ったUD(ユニバーサルデザイン)に関する出前授業の実施も、省エネに関する意識を高められたという成果を強調されました。

例えばトイレ照明についてのUD授業の教えでは、人感センサー付きにした多目的トイレ(身障者用)の照明が、バリアフリーと同時に省エネ効果があることなど。

そして、先に述べた体育館でのLED照明の採用は、即時点灯タイプにしたことが先生方の間で好評であり、施設の一般開放においても、LEDの省エネ効果に理解が進む地域の保護者にも理解を得やすいことなど、LEDのメリットをユーザーの声として説明いただきました。

さらに小中学校という施設は、災害時、地域の避難・防災拠点として活用されることから、大小2つの体育館には、太陽光発電とも連動して使える非常用コンセントを備えていることにも触れています。

その他、小中学校の併設として施設の中心となっている図書室は暖かみのある色調の照明を採用し、心地良い空間を創っていることなど、子どもたちの心にも影響する照明の効果についても語っていただきました。

「CO2削減」、「省エネ」という言葉が当然のように使われている昨今ですが、一人ひとりのそうした意識は、子どもたちへの教育から育まれ、建築に関わる我々としても学校施設がその「教材」となりえることをあらためて認識するものです。

 

(安井建築設計事務所 設計担当・広報部)

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