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愛知/阿久比町新庁舎 庁舎棟が竣工しました

当社が設計・監理を担当した愛知県阿久比町の新庁舎建設工事。先行して庁舎棟が完成し、12月1日(火)に現地で竣工式が執り行われました。竣工式では関係者120名ほどが集まり、町長からも設計・工事関係者に感謝と労いの言葉をいただきました。

新庁舎建設は、現庁舎が老朽化し、執務空間も手狭で部署も分散していることを解消、町民へのサービスを向上するねらいがあるほか、以下3つの基本方針を掲げています。

1-町民が交流・参加できる多目的ホールを併設した複合型庁舎

2-安全・安心で利用しやすい防災拠点となる庁舎

3-環境に配慮した効率的・経済的な庁舎

「みんなの広場」を中心に町民が利用しやすいパブリックゾーン(町民ホール、ホワイエ、食堂)を集約し、さらに「縁側モール」(大きな軒下空間)で敷地内の新旧施設をつなげることにより、全体の一体感や利便性の向上を図ります。防災・災害対策拠点としては、想定される巨大地震に備えた構造計画(免振構造・耐震Ⅰ類確保)、ライフライン確保に備えた設備計画(インフラ二重化、中圧ガス引込、貯留槽整備)により災害時にも継続的に自立可能な防災庁舎になっています。

全体竣工の予想パース。左手前(南)から「みんなの広場」、楕円形の食堂棟、ホール棟、中央が庁舎棟、右奥は既存の公民館。

全体竣工の予想パース。左手前(南)から「みんなの広場」、楕円形の食堂棟、ホール棟、中央が庁舎棟、右奥は既存の公民館。

今回完成したのは庁舎棟と「縁側モール」の一部で、全体床面積の約2/3にあたります。

新年2016年1月4日から、この新庁舎棟で業務が開始され、引き続き2期工事でホール棟と食堂棟を建設、2017年3月の全体竣工をめざします。

以下、今回完成した新庁舎棟を写真でご紹介します。

 

4階の議場は、天井のハイサイドライトから、やさしい自然光を取り込みます。

各階のロビーや階段からは、明るい陽射しが差し込み、眼下には阿久比のまち並みが広がります。

外観を印象づけるガラスカーテンウォール。縦のルーバーは日射熱の負荷を抑える効果があります。

2階の庇上「縁側テラス」は町民に開放され、屋上緑化とともに心地良い外部空間です。

縁側モール/縁側テラス(庇)を形作る「やわらかなライン」、トップライトの「まるい光」は、施設全体のデザインコードに設定。“あぐいのホタル”をモチーフに「人の環」への発展を意識したもので、ビジュアルサインなどへも展開しています。

これは内部空間にも生かされ、2階の吹き抜けに浮かぶような「町民開放スペース」は、グリーンのカーペットで掘り込まれ、車座での談話スタイルを意図した集いの空間です。

全体にのびやかで、やさしい雰囲気を創り、屋内のイメージが屋外に溢れ出す意匠計画としています。2期工事で整備される「みんなの広場」を中心とする外構全体までを連続する一空間として、屋内外に境のない一体空間を創ります。

庁舎棟の中央部に設けた「光庭」は、閉塞になりがちな建物中央に自然の光と空気の循環を生み、執務環境の雰囲気づくりと省エネ効果をもたらします。

立体的なビジュアルサインや色彩計画で、誰もがわかりやすく、使いやすいユニバーサルデザインを心がけています。

竣工式を終えた週末、6日(日)には町民へのお披露目「内覧会」も実施され、多くの方々が新庁舎を訪れました。

免震装置の説明見学など、関心の高さ、期待も膨らんでいます。

庁舎棟の完成に至るまでたいへんお世話になった関係者のみなさまに心より御礼申し上げます。

引き続き全体完成に至るまで、当社も工事監理・現場調整に努めてまいります。

 

(安井建築設計事務所 設計担当・広報部)

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