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大阪/近畿大学法学部新校舎C館が竣工しました

当社が設計・監理を担当し、大阪府東大阪市の近畿大学東大阪キャンパスで建設が進められていた法学部新校舎C館が完成し、3月7日(月)に現地で竣工式が執り行われました。竣工式では関係者50名ほどが集まり、学長からも設計・工事関係者に感謝と労いの言葉をいただきました。

近畿大学のキャンパス再整備計画「超近大プロジェクト」の第一弾を担うプロジェクトとして、長い伝統と歴史を持つ法学部をキャンパス内で移転し、新たな東大阪キャンパスの顔として次世代へ継承する、新棟の計画です。新校舎は、同大学が掲げる「人に愛される人 信頼される人 尊敬される人」の育成実現に向け、充実した教育サービスの提供を行っていく基盤施設としての活用が期待されます。
以下設計に取り組んだポイント、写真とともにご紹介します。

◆学生が集う、居場所づくり
学生が集まる、多様な居場所の存在こそが、大学としての豊かさと考えました。大きな庇の下のテラスや外部階段、吹抜のあるラウンジ、光を取り込む内部空間など、学生のにぎわいや活動を生み出す場所を建物内外に配置し、多様な活動の様子が相互に重なり、立体的に見え隠れすることで、新しい大学像を表現しています。

外部廊下や階段が立体的な交流空間、活動の場をつくる

外部廊下や階段が立体的な交流空間、活動の場をつくる

◆多様化する学びのスタイルに適応した環境づくり
通りに面した1・2階には、ガラス貼りの大講義室を配置し、講義風景や大学の様子が、そばを通るまちの人々からも垣間見ることができます。

熱のこもった講義風景がまちにあふれだし、外部からも見られることで教員や学生にも新たな緊張感が生まれます。大学とまちとの開かれた関係性を示す構成です。

1階:大講義室

1階:大講義室

2階:メディアパス

2階:メディアパス

共用部や廊下にはベンチやカウンターを設け、通路としての役割を越えた新たな交流や出会い、能動的な学び、語らいの場を設置しています。授業の合間での学生の積極的なコミュニケーションを支え、日常生活の中での学びを自然に感じるスペースとなっています。

左/共用部廊下:開口部にもカウンターを設け、気軽なコミュニケーションの場となる  右/4階:コミュニティラウンジ

左/共用部廊下:開口部にもカウンターを設け、気軽なコミュニケーションの場となる  右/4階:コミュニティラウンジ

◆新築・既存建物がシンボル性を高めあうキャンパスづくり
外壁の赤レンガ素材とともに打放しコンクリートとガラスによる現代的なデザインを実現し、既存建物と一体感をつくりだすことで新たな近畿大学の風景をつくろうと考えました。キャンパス中心にそびえる垂直方向を強調したB館の両隣で、食堂棟(BLOSSOM CAFÉ)(2013年:当社設計)と法学部棟の庇から生み出される深い陰影がキャンパスに落ち着きを与えます。

◆まちとつながる大学づくり
通りに面した新しいキャンパスの顔として、多岐にわたる領域の講義風景があふれ、学生のアクティビティが発信されます。大らかな庇の下に集う学生のにぎわいは、大学とまちをつなぐ新しい交流の接点となります。時間を重ね、この新館がまちとともに生きる大学の風景となることが、新しい法学部校舎の姿だと考えています。
 
法学部新校舎C館の完成に至るまでたいへんお世話になった関係者のみなさまに、心から御礼申し上げます。
 
(安井建築設計事務所 設計担当・広報部)
撮影:プライズ 山崎浩治

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