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第12回社内表彰に7点を選定

安井建築設計事務所では、事務所としてより一層の技術力向上を目指し、社会に向けて良い作品とサービスを提供することを目的として2005年より社内表彰制度を設けております。このたび第12回として、プロジェクト部門/プロセス部門/BIM部門から計7点を選定し、表彰しています。
今回は安井建築設計事務所のグループ全体(安井ファシリティーズ含)を応募対象に、建築と、建築に関わる社会環境を含めたデザイン/マネジメント活動において、当社の活動領域を広げていくチャレンジングな成果が選ばれています。3部門とも、デザイン/マネジメント面での優位性に加え、社会環境との関わり方で非常に密度の濃い、多面的でさらなる進度化が、また、今後当社の活動領域を広げていくプラットフォームになる期待が込められたものです。
表彰の7点、クライアント各位のご了解をいただき、以下に公表いたします。
(プロジェクト名/建築主)

<「プロジェクト表彰」部門>
時代の要請ともいえる社会ニーズにいかに向き合い、次の時代への明確なテーマと意欲が感じられるかの視点から審査・協議し、4点を選定。
北本市新庁舎および児童館/埼玉県北本市

撮影:淺川敏

撮影:淺川敏

<社内評より>「目指せ、日本一・子育て支援都市」を掲げる北本市に新庁舎を整備し、同時に児童館と子供図書館を包括する新しい概念を持った庁舎である。コンパクトで無駄の無い施設は、町の中心的施設として、防災拠点として、また地元のコミュニティー拠点として、地域に確たる存在感を出している点が頼もしい。
また特徴的な木材の使用が随所に見られ、調和と温かみが感じられる景観構成を維持している。合わせて庁舎である特徴的機能として自然採光・自然通風など取り入れ、解り易い環境装置の実現と、地域への省エネ対策の一端を担っていること等が評価された。

前橋地方合同庁舎/国土交通省関東地方整備局営繕部

撮影:淺川敏

撮影:淺川敏

<社内評より>地域景観の特徴であるレンガや自然豊かな木々の景観を盛り込み、町並みとの調和と地域が持つ歴史・文化・自然といった誇るべき特徴を、落ち着いた雰囲気を醸し出すことですばらしい景観構成を実現した新庁舎である。特徴的なファサードデザインには透かしレンガを採用し、隙間から漏れる自然光をうまく取込んでいる。またこのレンガは、散水による蒸散作用によって室内への空調負荷を低減しながら、敷地内にクールスポットを生み出している。環境・エネルギー・快適性・景観調和など複合的な建築要素が融合されていることが評価された。

◆大阪国際大学・短期大学部1号館/大阪国際学園

撮影:SS大阪

撮影:エスエス大阪

<社内評より>既存のキャンパス建築群に調和する端正な外観と、学びの場として交流機能や空間性に工夫を重ねられた校舎である。サインや照明計画などの意匠面に加え、地下階に無柱の大空間ホールを確保するための吊り上げブレース架構や、ブラインドを利用した簡易ダブルスキンなど、建築の長寿命化やアメニティーを高めた交流拠点を実現している。エントランスホールの内装デザインは圧巻で、各室デザインも用途を踏まえた上での新たな設計意図が表現されている。全体を通して非常に密度の高い作り込み等が評価された。(ビジュアルサインデザイン:エイトブランディングデザイン

チュチュアンナグループ本社ビルチュチュアンナホールディングス

<社内評より>既存のキャンパス建築群に調和する端正な外観と、学びの場として交流機能や空間性に工夫を重ねられた校舎である。サインや照明計画などの意匠面に加え、地下階に無柱の大空間ホールを確保するための吊り上げブレース架構や、ブラインドを利用した簡易ダブルスキンなど、建築の長寿命化やアメニティーを高めた交流拠点を実現している。エントランスホールの内装デザインは圧巻で、各室デザインも用途を踏まえた上での新たな設計意図が表現されている。全体を通して非常に密度の高い作り込み等が評価された。(ビジュアルサインデザイン:エイトブランディングデザイン)

撮影:エスエス大阪

<社内評より>女性向けファッション企業として企業イメージが映し出され、クリエイティブな本社ビルが実現された作品である。「カワイイ」をキーワードに、ガラスブロックと菱形でデザイン化された特徴的な外装GRCパネルは、既往の建築材料を用いた目地割モジュールから開放され、光り輝く一枚の織物としてこの作品を特徴づけている。また社員にとって快適で働きやすく、モノづくりを追求できるワークプレイスには、随所に楽しさが感じられる。
設計プロセスにおいても、顧客に大阪城への眺望シミュレーション等で応えたことに加え、エレベータ・サッシメーカーとも協力したフルBIMによる設計や、構造図の3次元表現等にも工夫が行われたことも評価された。

 

<「プロセス表彰」部門>
業務の合理化、潜在的顧客ニーズに対する技術基盤整備への貢献、継続的事業への取組みの観点からの審査・協議し、1点を選定。
半田赤レンガ建物/愛知県半田市

提供:乃村工藝社

画像提供:乃村工藝社

<社内評より>単なる歴史的建物の保存だけでなく、活用までのプロセスを多面的にサポートしたプロジェクトである。建物は110余年の間に多くの改造が施された経過の一方、建設当初の資料がなく、建物の保存活動に関わってきた市民グループらとともに、知恵を出し合いながら建物の「謎解き」を行なっている。建物の安全性確保においては、レンガ壁の上部か総延長8kmにも鉄筋を挿入する「鉄筋挿入工法」による耐震補強を行い、歴史的価値の有る外観・内観を極力残した保存を実現させている。
また単なる建物保存だけが目的ではなく、まちづくりの視点から活用方法について協議・設計を行い、市民が誰かを案内する時に披露できる様々な物語も埋め込んでいる。こうした一連のプロセスによって、半田市における観光の新たな回遊の核がつくり出され、歴史的価値にまちづくりの視点を有効に加えた事などが評価された。

 

<「BIM表彰」部門>
2007年から当社で本格導入し蓄積されたBIM技術を、より実践的取組みへと昇華させたプロジェクトアプローチに対して審査・協議し、2点を選定。
◆「建物の運用・維持管理段階におけるBIMの活用に関する取組み」
<社内評より>熊本大学、総合警備保障株式会社を交えた3社による産学連携プロジェクトにより、BIM-FMシステムを開発し適用した取り組みである。BIMの究極の目的はFMであるとも言われているが、これを国内初のBIM-FMとして実装し、第10回日本ファシリティマネジメント大賞技術賞を受賞するなど、社外における一定の評価も得ている。また、前橋合同庁舎では、建築物利用マニュアルを電子化した3D PDFやExcel連携したBIM-FMツールで、施設利用者にフィットしたBIM-FMを実現した。こうした、BIMを施設の運用維持段階において有効に活用する一連の開発・成果を評価。

◆「BIMを活用したスタッフヒアリングとFMを見据えたPIMシステムの開発」
<社内評より>あいち小児保健医療総合センター救急棟の施工段階のスタッフヒアリングにおいて、安井グループが連携し、佐藤工業名古屋支店、三重大学加藤研究室と協力してBIMの建築モデルと医療機器を統合、提示することを可能にしたシステムの開発である。特筆すべきは、竣工した室内のパノラマ写真と各種機器情報をアイコンとしてリンクさせた、PIM(Panorama Information Modeling)システムの開発。パノラマ写真を利用して施設運用者が容易に理解、操作、更新ができる汎用性の高いシステムとなっており、今後さらなる展開も期待が込められている。

 

今回の表彰作品をはじめ、当社は「品質・環境・社会性」「独自性・独創性」を主軸に、顧客満足度の高い作品創りに努めてまいります。
(安井建築設計事務所 広報部)

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