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平河町ミュージックス第39回公演御礼

地域との連携や活性化、音楽文化の醸成を目的に、当社安井建築設計事務所も運営に協力している「平河町ミュージックス」。6月24日(金)に2016年春季公演・第39回として、松平 敬さん(バリトン)橋本晋哉さん(チューバ、セルパン)のお二人を迎え行われました。2012年5月以来二度目の出演で、タイトルも「低音デュオ in ROGOBA Ⅱ」です。

前回の公演に続く“異色デュオ”は、2006年に作曲家・湯浅譲二氏《天気予報所見》という曲のバリトン、チューバ版の初演を機に結成され、以来30曲を超える委嘱、初演を行っています。中世、ルネサンスの二声曲も継続的に演奏されています。

この日の演奏曲は、#1-近藤譲《花橘》(3つの対位法的な歌と2つの間奏)(2013)、#2-ギヨーム・ド・マショー《ご婦人よ、見つめないで下さい》、#3-川上 統《児童鯨(コククジラ)》、#4-ヨハンネス・チコーニア《犬は戸外で》、#5-湯浅譲二《ジョルジョ・デ・キリコ》(2015)、#6-『ムジカ・エンキリアディス(音楽の手引書)』より《天の王よ》、#7-作曲者不詳《聖マグヌス賛歌「気高く、慎ましく」》、#8-中川俊郎《3つのデュオローグ、7つのモノローグ、31の断片》(2012) という8曲に、アンコール1曲というラインナップでした。

#1では、「千載和歌集」の和歌から歌詞として花橘を詠ったもの、#6-#7は9世紀と12世紀に作られた曲を繋ぎで演奏するなど、歴史を感じさせるもの。#3では2頭のクジラが戯れる様子「クジラが発するような声」ををバリトンとチューバで表現するなど、空想・夢がひろがる演奏でした。
なんといっても異色中の異色・・・が#8の演奏でした。松平さん横のテーブルに並べられた小道具(いや、これも楽器?)を順番に鳴らしながら、まさに断片をつなぐような演奏。となりの橋本さんもチューバのマウスピースを手で叩いて音を発したり、そこに口をつけたまま歌うような?演奏をしたりと。。。

(さまざまな“小道具”が並べられた。塩ビ管や造花も楽器?

さまざまな“小道具”が並べられた。塩ビ管や造花も楽器?

平河町ミュージックスの最大のミッションに「音楽活動の基盤づくり~すぐれた音楽の発掘、音楽文化の醸成」を掲げていますが、こうした音楽を紹介できる貴重な時間となりました。しかし、高尚な音楽と笑いを誘う「芸?」が表裏一体の感覚でもありましたが・・・(ゴメンナサイ。笑)

一方でしっかりと“音楽教室”も実施されました。演奏冒頭には橋本さんから楽器の解説が行われ、特にめずらしい「セルパン」は、16世紀に発明されフランスを中心に広がった古楽器であること。名前の由来は形が似ている蛇(=セルパン)からきていること。楓(かえで)の木を削って作られているが、縦に真っ二つに割った形で削ったものをきれいに合わせることの難しさ・・・あの蛇形状で同じ形に削る?想像を超えています・・・。演奏後に目近に楽器を眺めることできました。

大型の低音金管楽器、チューバ

大型の低音金管楽器、チューバ

セルパンはくねくね曲がった蛇みたい・・・

セルパンはくねくね曲がった蛇みたい・・・

演奏後の演奏者、作曲家の方々との歓談も楽しいひととき

演奏後の演奏者、作曲家の方々との歓談も楽しいひととき

詳しい演奏のようす、レポートは平河町ミュージックスのWEBサイト・スタッフBlogにアップされています。どうぞご覧ください。
また、平河町ミュージックスは来季も継続し、2016年秋季公演の出演者が以下発表されました。
・第40回:9月1日(木)/ソウルのチェリストたち
Seoul Solist Cello Ensemble
・第41回:11月18日(金)/竪琴あそび~おとでつむぐ物語
片岡詩乃(ハープ)&鈴木明子(ハープ)
・第42回:12月9日(金)/バッハとシュニトケ、冬の夜
楠本由紀(ピアノ)&荒井英治(ヴァイオリン)

通常の音楽ホールでは味わうことのできない身近な音を感じ、楽器を目の前に見て、公演によっては触れることもできます。
ぜひ会場で、「音と人とのふれあい」をお楽しみください。
 
(広報部 兼 平河町ミュージックス実行委員会ワーキンググループ)
 
※平河町ミュージックスでは、株式会社ファインズサントリーホールディングス株式会社にご協力いただき、その日の音楽に合ったワインをセレクトしています。
◆この日のワイン/ロングパドック シラーズ レッドバンク 2012

<平河町ミュージックスのWEBサイト/チケット・お問い合わせ>

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