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神戸医療イノベーションセンター(KCMI)が完成しました

当社が設計・監理を担当し、神戸市中央区のポートアイランドで建設が進められていました株式会社OMこうべの「神戸医療イノベーションセンター(KCMI)」が完成しました。
 神戸市が推進する「神戸医療産業都市」の中核として開発が進むポートライナー「京コンピュータ前」駅の北側地区、駅正面のアクセスにも恵まれた敷地に建設されました。製薬関連企業・創薬ベンチャー等の入居に対応したウェットラボを1・2階に、再生医療等の製薬開発にも対応したCPC(細胞培養センター)対応ラボを3~5階に設けたレンタルラボの機能を備えています。

左:駅改札レベル接続デッキからの全景/右:通行動線にもなる楕円形のデッキ

建物は駅と2階レベルで直結しており、楕円状に広がったぺデストリアンデッキは将来において隣地へ延伸され地域の通行動線となる予定で、内部の吹抜け「交流ホール」とともに地域のコミュニティエリアとしての役割も果たしていきます。

駅から直結した2階「交流ホール」が来訪者を出迎える

交流ホールの天井は、外装デザインを内部にも取り入れ、温かみのある豊かな表情をつくっています。
合板で組立てた正方形木製ボックスは、組み合わせにより6パターンの形状で構成し、ボックスの高さに変化を持たせることにより、意匠デザインとともに照明や空調の噴出し口など設備用のユニットとしての役目も兼ねています。

1階からの吹抜け「交流ホール」

外装アルミパネルは正方形で規格化し、折り曲げパターンにより凹凸のある市松模様のデザイン(※)

外観は外部に設置された設備、配管を守る防汚性に考慮したディテールのアルミのスキン材が各々個性を持った細胞のように変化のあるパネルとすることで、陰影で刻々と変わる表情を生み、新しいまちに豊かな景観を創出しています。

外装パネルの背面は機器・配管のメンテナンススペース。 左:上階/右:基壇部1・2階(※)

外装構成/上階:市松模様のアルミパネル、基壇部:プロフィリットガラス(溝型ガラス)を採用(※)

基準階は賃貸可能面積が室内面積の85.8%を占める効率的なプランを実現。2.5トン対応の荷物エレベータや超大型機器を搬入できるホール、貸会議室で構成され、ホールは研究者のリラックススペースとして神戸港や神戸空港の景色を望むことができる場所となっています。

左:超大型機器を搬入できるホール。右:ホールの外部テラスから南方(駅越しに神戸空港)を望む(※)

KCMIは京コンピュータ前駅地区で今後建設が広がる医療関連のイノベーション施設の先駆け“パイロット”的な役割を果たすことに期待が寄せられています。
施設の完成に至るまでたいへんお世話になった関係者のみなさまに、心から御礼申し上げます。

 

(安井建築設計事務所 設計担当・広報部)
撮影:エスエス大阪、(※)安井建築設計事務所

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