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安井オープンハウス「安井武雄の住宅の世界」開催!ご来場御礼

10月11日(木)このコーナーでもお知らせの通り、10月26日(金)と27日(土)の2日間、当社のオープンハウスを開催しました。
このオープンハウスは、当社が実行委員会として参加しているイベント「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2018(イケフェス大阪)」(27日・28日開催)のプログラムの1つとして、今年も日程を合わせての開催となりました。
ご来場いただきました皆さま、ありがとうございました。
大阪事務所1階ロビーを開放し、11回目となる今回は『安井武雄の住宅の世界』と題し、当社創業者の安井武雄(1884-1955)が設計した住宅にフォーカスして展示を行いました。
大阪ガスビルなど大大阪時代のビルを設計したイメージが強い安井武雄ですが、昨年末に大阪で開催した「安井武雄展」で展示した大学の卒業設計でも当時異例の住宅を設計し、建築家となり世に送り出した最初の作品も住宅(大連税関長官舎)でした。そんな安井武雄が設計した住宅10作品をパネルや模型などで紹介しました。

大連税関長官舎宅(1911)※現存/大森邸(1926)/関川貞雄邸(1929)/糸永丈吉邸(1930)/安井武雄自邸(1931)/水口邸(1932)/山口吉郎兵衛邸(1932)※滴翠美術館として現存/野村元五郎邸(1935)/石原産業塩浜共同住宅(1954)/安井武雄自邸:三度目の住まい(1954)

2017年末「安井武雄展」の監修でお世話になった石田潤一郎教授もご来場。当社スタッフと情報共有

それぞれのパネル解説の多くは、山口廣・著『自由様式への道―建築家安井武雄伝』(1984年)から用いましたが、そこに記された以下のような安井武雄の住宅設計にかける姿勢、変遷が読み取られたのではないでしょうか。

◆建築主の意志・希望を尊重し、建築主の生活にあわせた計画。
◆環境を重視、自然との調和を心がける。
◆住まいに対する経済負担(当時)に配慮し、急進的な洋風化はとらず和風を主とした。
◆ゾーニングの導入、イスザ(椅子座)の積極的拡大、和風外観意匠のモダンへの転形。
◆伝統や様式に決して盲従せず、個性に基づく造形創造。
◆自邸(1931)の実験住宅としての試み~インターナショナルスタイルの時代背景
◆手記『物の後半生』~建築の幸福は「生みの親(建築家)」より「育ての親(建築主)」の手に渡ってからの「後半生」で決まる。住宅は人に住まわれてこそ始めて価値がある。

これらには、安井武雄がめざす「使用目的及び構造に基づく自由様式」の姿勢も根底で意識されていたようで、建築主との対話、環境・社会との関係重視などは、今も当社のDNAとして継承されていることを感じるものでした。
今回の展示では、建築計画の表現手法として従来からの「模型」とともに、安井武雄自邸の「VR体験」も用意しました。
パソコンのキーボードやマウス操作で自邸内部をウォークスルーする空間の多様な見え方体験や、来場者自身のスマートフォンでQRコードを読み、それをHMD(ヘッドマウントディスプレイ)に装填して自邸応接室内部の様子をバーチャル体験で楽しむ仕掛けなど、大きな関心を寄せていただきました。VR・模型いう新旧2つの表現で、より身近に建築を楽しんでいただけたようでした。
また、27日(土)には1階ロビーでイケフェススペシャル寄席「北大江安井亭!!」を開催。落語家・桂雀太さんをお迎えし、事務所周辺~中之島界隈の街の話題を織り込んだ落語を披露していただき、爆笑のひとときでオープンハウスを盛り上げていただきました。
オフィスのロビー空間を、音楽や文化・芸術的なイベントに活用する試み、当社での実践を踏まえながら、設計活動にも活かしていきたいと考えます。

 

告知していましたように、10月は以下多彩なイベントを大阪事務所1階ロビーで開催しました。ご来場いただいた方々にこの場を借りて御礼申し上げます。

■たそがれコンサートWEEK2018「TONE BASS TRIO feat.橋本真悠子 SPECIAL LIVE」
開催/10月19日(金)18:30~
出演/橋本真悠子(VOCAL)、刀祢直和(BASS)、藤川幸恵(PIANO)、栗田洋輔(SAXOPHONES)
■タイナカジュンペイ氏巡回写真展「そこにある風景 大阪・ハンブルク
開催/10月23日(火)~25日(木)
※ハンブルクのマンホールなど路面の一部を写した作品を床に置いて来場者に踏んでもらう試みも。

右/写真提供:日刊建設工業新聞

来年以降も、建築をより身近に感じていただく「イケフェス大阪」への協力、「北大江たそがれコンサートWEEK」などで地域連携の意識をもち、展示テーマに趣向を凝らしながらオープンハウスを継続していく予定です。どうぞご注目ください

(安井建築設計事務所 広報部)

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