社長挨拶
建築は社会を元気にします。
だから、働くひとも元気になります。
ひとびとや社会が持っている夢を建築というかたちにあらわすしごと。それが、設計という私たちの仕事です。
だから、どの建築もいろいろな夢を背負ってつくられています。そして人と人の心をつなげ、人の心を豊かにしています。できあがった建築を訪ねてみたら笑顔であふれていた、というのはいい建築であるための大切な条件です。もちろん、災害や大きな困難から人を守ってくれることも建築の重要な役割です。
安井建築設計事務所は1924年に創業し、2024年に100周年を迎えました。そのなかで、継続的に仕事を発注いただく建築主に恵まれた設計事務所ですので、信頼に基づいた、あたたかくかつきびしい人間関係を大切に感じています。そのなかで人材を育ててきた事務所だといえるでしょう。私自身も、ここで建築と人生を学んできました。
ひとはそれぞれの家族とのつながりのなかで生きています。社会に出て一生懸命仕事をすることと、家族を大切にすることは、人が成長するためにどちらも大切なものでしょう。安井建築設計事務所は、ふたつの目標を無理なくこなせるように、その人らしい働き方の実現を積極的に応援してゆきたいと思います。ぜひご相談ください。
いい建築をつくるには、対等に議論を交わしあう組織でなくてはなりません。それこそ家族のような関係と言ってよいでしょう。家族も時間をかけて人を育てる場所であるように、思いやりもあり、きびしさもある空気こそ、これからの設計事務所があるべき姿です。それが愛される建築、あらたなチャレンジを生みます。ぜひご一緒に、次の時代の建築や都市の姿を、あるいは望ましい社会の姿を探す旅に出かけましょう!
代表取締役社長 CEO
佐野吉彦