2024.02.01
お知らせ当社は、建築設計監理等業務委託契約約款調査研究会(四会連合協定)と翻訳権使用許諾契約を交わしました。
請負契約約款については、民間(七会)連合協定 工事請負契約約款の英語版が発刊されていますが、設計の契約約款で日本で一般的に使われている四会連合協定 建築設計監理等業務委託契約約款には従来英語版が無く、海外発注者から日本での一般的な設計契約約款を問われた際に提示し難いこととなっていました。
今回これを打開すべく、四会連合協定から「翻訳権使用許諾契約」を得て当社責任の英語版を作成できることとなりました。この許諾契約を得たのは日本で初めてとなります。
これにより、海外発注者との設計契約では、従来相手方の英語約款を使用する等で日本の法体系に合わせる調整に多大な時間を要していましたが、四会連合協定の英語版約款を使用すればこの調整が大幅に短縮されることになり、また海外発注者物件とは言え、日本国内では日本の一級建築士の設計を必要とし、この場合は日本のルールに基づく日本の設計約款を使うと言う当然のことが可能となることになります。
2024年4月1日には、翻訳権使用許諾契約に基づく英文翻訳(契約約款・業務委託書・契約書式)が完成しました。