当社は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)会場に建設する主要施設のひとつである小催事場の基本設計を安井建築設計事務所+平田晃久建築設計事務所JVとして基本設計を担当しています。
<デザインコンセプト>
古代から国際交流のゲートであり続けたこの場所の海や大地との関係をセレブレートする、生命のような建築です。複数の帯状のスラブが織りなす屋外の広がりと、屋内の催事の場が入り混じる、生き生きとした環境を目指しました。敷地に対して斜めにかしいだ帯の方向は、関西を斜めに貫く地形のしわと同期し、淀川水系へと抜ける定常風の方向とも概ね一致しています。このようにしてジオグラフィックな生命体としての地球と結びつけられた建築は、風や水、光のエネルギーをまとった、未来の記憶となるでしょう。