2022.08.19

デジタル
ICT・データマネジメント部 繁戸和幸

修繕・維持管理の観点から―実証事業が伝えるBIMの活用メリット

実証事業が伝えるBIMの活用メリット
安井建築設計事務所・日本管財・エービーシー商会の3社で取り組んでいるBIMモデル事業。BIMの活用は企業に、ひいては社会にどのように貢献できるのか。実証事業によって検証されつつあることをお伝えします。

1 修繕・維持管理の観点から
三次元モデルであるBIMの最大の特徴は、情報を形状と位置で示すことができる点です。
昨今のビルには、全熱交換器、輻射冷(暖)房、ベンチレーターなど多くの機械や装置が導入されています。建物にどんなトラブルが生じ、いつ、どのように修繕したか、修繕費用はどのくらいだったか。こうした情報をデータとして蓄積すれば、その履歴をもとに修繕方法や費用の妥当性だけでなく、トラブルの傾向なども把握しやすくなります。
個人住宅と異なり、ビルは出資者、運用者、利用者、管理者など、さまざまな人が関わる建物であるため、設計事務所は与条件のもと、調整を重ねながらスペックを決めていきます。
棟数では、大型ビルを上回る全国の中規模オフィスビルが情報の一元化に取り組み、業務の合理化、効率化が進めば、社会全体の省エネへとつながるはずです。

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