りんくう永山病院

大阪府泉佐野市

りんくう永山病院

居住性とプライバシーを重視した病院デザイン

りんくうタウン駅南側に建つ、療養を中心とした病院のプロジェクトである。駅前の敷地であることから、駅と直結できる屋外デッキを設置して、駅の改札レベルから病院2階へアクセス可能な計画としている。来院者を迎えるエントランスホールは、2層吹抜のゆとりある空間を確保し、内部は石等の素材を活かしたデザインとし、さらにハイサイドライト、カーテンウォールにより自然光を採り入れ、優しい空間となるよう配慮している。病棟計画では、全床個室とすることで療養環境とプライバシーに配慮した計画としている。また患者に近い看護を実現するため、個室5室を1ユニットとした多床室的個室群とし、スタッフの労働環境向上にも寄与している。スタッフ動線と患者動線を分離した明快な平面計画とし、また病院の機能拡張などの将来増築を見越したした配置計画としている。

建築主
社会医療法人三和会
所在地
大阪府泉佐野市
撮影
エスエス 津田裕之、近代建築社(写真通信 八幡輝幸)

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