築後100余年。リノベーションを経て、まちのシンボルとなった近代化産業遺産

撮影:スタジオムライ

リノベーション4 半田赤レンガ建物
1898年、明治建築界の三巨匠に挙げられる妻木頼黄(つまきよりなか)が設計したカブトビールの醸造工場。半田赤レンガ建物は、この歴史的建造物の価値に目を留めた半田市が、市の財産として活用しようと、1996年に保存を決めた建物で、私たちはまちづくりの視点から改修計画を提案しました。
緻密なレンガとハーフティンバー構造が目を引く趣のある建物は、当時の最高の技術で建てられましたが、築100余年の建物を不特定多数の人が足を運べる場所にするには、耐震補強が不可欠です。外観の意匠を維持するため、設計者は鉄筋挿入工法という耐震技術を採択。レンガ壁に延べ8000メートルの鉄筋を挿入するという他に類を見ない大規模補強が行われました。
空調設備のない時代の断熱技術である5重の複壁など、歴史の面影を残して再生された建物は、近代化産業遺産としてまちのシンボルになっています。

作品ページ 半田赤レンガ(改修)

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