――断熱で実現する省エネルギー性能
フルZEB園舎である犬山市立橋五子ども未来園では、熱負荷上不利となる平屋建てという構造的な制約があるにもかかわらず、優れた環境性能を実現しています。その鍵となった重要な要素の一つが、断熱技術です。
建物全体の断熱性能を大幅に向上させるために、外壁および屋根面には外断熱を採用しました。さらに、奥行きの深い軒やLow-E複層ガラスの使用により日射熱の侵入を抑え、空調負荷の軽減にも寄与しています。
特に気積が大きくガラス面積も多い共用部には、木アルミ複合サッシ(高断熱サッシ)を採用。これにより、自然採光や園内全体への視認性を確保しつつ、熱の出入りを最小限に抑える工夫がなされています。
また、常時使用しない遊戯室や共用部には、自然換気システムを導入したハイサイド窓を設置し、自然の風を積極的に取り入れることで、快適な室内環境を維持しています。
さらに、換気設備にはアースチューブ(地熱利用)を導入し、地中の安定した温度を活用することで、換気効率の向上と省エネルギー化を実現しました。