小豆島中央病院

香川県小豆郡

小豆島中央病院

やさしく地域に寄り添う、オリーブの島病院

小豆島にある2つの公立病院を再編し「地域の皆さんに寄り添う病院」として、新たに地域の中核病院として整備する計画。将来の更なる超高齢化などによる医療環境の変化に対応できるよう、建物は凹凸の少ないシンプルな形状、明快なゾーニング、PCによるロングスパン化・純ラーメン架構など、自由度の高い計画とした。地域の方々の健康を支える活動の場としても活用できるよう、エントランス周囲には、ゆとりある吹抜け空間「健康プラザ」を中心に地域連携室・相談コーナーなどを配置し、2階のリハビリ・健診センターとの繋がりも重視した。また、気軽に立ち寄り、ボランティアとしても働き、地域で病院を支援する活動が展開されるよう計画している。病室はスタッフステーションを囲むように配置し、デイルームは常にスタッフに見守られる。1フロア2病棟で、両病棟のスタッフステーションを中央部で連結することにより、業務の効率化を高め、相互に動線の短い効率的な配置計画とした。サイン計画は地元の特産であるオリーブを視覚的なアクセントに、カラーユニバーサルデザインの観点からも検証を重ね、明瞭でわかりやすいものとなっている。

建築主
小豆島中央病院企業団
所在地
香川県小豆郡
撮影
近代建築社、エスエス 津田裕之

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