岡山市の西大寺地域の基幹病院として、地域に根ざした急性期医療を担っている。救急医療に配慮した機動性の高い施設づくりを行い、スタッフと患者動線を分離することで、スタッフが使いやすく誇りを持って働ける環境づくりに努めている。病棟ではスタッフステーションを中心に見通しの良い配置とすることで、患者にとって安心感のある平面計画としている。患者のQOLに配慮し、デイルーム・ラウンジ空間など様々な居場所づくりに努めており、リハビリ訓練ができるよう病室近くに車椅子対応便所を左右対称に4箇所分散配置し、患者の早期離床を促している。最上部にはヘリポートを設置し、災害時においても地域住民の安心と安全を守る拠点病院としての整備を行っている。外観では紺色の磁器質タイルを基調とし時計塔をシンボルにもつ、岡山東区のランドマークとなる病院づくりを行っている。