ほぼ正方形に近い敷地形状の特異さ、周辺地域状況への配慮とショップフロント延長の最大化、モールへのアクセスの至便化を両立させる解決策として本邦初となる中央部に駐車場を内包するサーキットモールを計画した。また中央駐車場の屋上部分には大規模な庭園-スカイガーデン-を配置した。 このスカイガーデンと大規模な壁面緑化などにより新しい西宮北口のまちづくりの顔となる、十分な自然を感じられる上質な空間づくりを目指し、都市型大規模ショッピングセンターの先駆けとなるべく設計をまとめた。 また、外装デザインはRC壁ならではの表情を持ったデザインとすると同時に、圧倒的なスケール感を少しでも緩和するために、巨大な建物をブロックごとに分け、それぞれのエリアによって異なる個性的な表現をとっている。