「ネオメタボリズム」を新たな都市の新陳代謝と位置づけ、「スローアート」を創造プロセスのコンセプトに掲げた社会・文化の処方プロジェクト。個と地域と地球のWell化を実現する実証実験の場であり、新陳代謝可能な建築やまちの資源を結ぶ回遊性を生む仕掛けが特徴である。建設して解体して終了という建築ではない、「スロー」の概念に基づく建築とまちの在り方を模索し、期間終了時に「リユース」することを前提とし、建設から分解、再建を繰り返す手法が採用され、まちの隙間や再開発用地への「次の活用」が試みられる。将来の建築生産プロセスの在り方を考察し、新たなまちと建築と人とのつながりを築くプロジェクトでもある。