同社の九州地区における物流の重要拠点となる。道路境界線に沿って緩やかなカーブを描きながら北側に大きく張り出した2階部分(食堂・会議室等)が外観を特徴づけている。また、北面に設けた縦スリットの開口部は長大な壁面にリズムを刻むとともに、倉庫の商品に悪影響のある直射日光や紫外線の影響の少ない北側の安定した光を取入れる機能を併せ持っている。約100mの長さとなる倉庫部分はセンターコアのプランとし、作業効率の向上に配慮している。照明はすべてLED照明とし、倉庫内や廊下、便所等は人感センサーにより点滅を制御。また、屋上に太陽光発電を設置し一部停電時にも利用できるなど、機能性、快適性、メンテナンス性、地域環境、労働環境に配慮した計画としている。