敷地に程近い大阪城公園から森ノ宮周辺にかけての豊かな緑に対し、その一員として建物の外構やテラスに植栽を施し、緑のネットワークをつくる。チュチュアンナが主として女性向けの靴下・インナーのSPA企業であることを示す本社ビルとして、外観はシンプルで飽きのこないガラスと白を基調としている。ガラスからは社員の働くようすとマインドを、南壁面の丸い開口がひし形に編まれた模様からは同社が扱う繊維製品のイメージを発信する。建物の構成は業務や目的によって階で明確に区分。下階・上階のワーキングスペースの中間4、5階に「集う」ためのフリースペースや社員が「くつろぐ・学ぶ」厚生施設等を配置。人のつながり、社員の交流が見えるガラスや階段を適所に設置している。