サクラクレパスの100周年記念事業として、大阪工場における事務・研究・厚生機能を集約。「パレット」の上で絵の具が混ざり合い多彩な色がつくり出されるように、従業員同士の交流によりアイデアが生まれる創造拠点となることをめざした。積層されたシームレスな白い外壁はそのパレットの重なりをイメージしている。内部には交流のコアとなるオープンミーティングホールを設け、木質の内装やトップライトによる自然光など健康的で明るく、カジュアルなコミュニケーションを促す空間とした。 ふんだんに取り入れた自然光は、「色彩の専門企業」として色の再現性の高い環境を整えることにも寄与している。