建築を長期にわたり健全に維持することは、クライアントにとって重要なニーズであり、そのためには、管理可能で確かなデータが不可欠です。
建築を長期に維持・再生し、ストックを有効に活用することは、環境面での効果に加え、まちの文化や歴史を継承することにもつながります。「BIMによるストックビジネス」が本格化すれば、さらなる環境改善と持続可能なまちづくりへの貢献が期待されます。
こうした視点から、私たちは計画段階から完成後の運用までを見据え、「環境」を意識したデータづくりを行っています。エネルギーやCO₂といった環境工学的な技術に加え、ユーザーの快適性や居心地、アクティビティまでを計測し、人の健康や心地よさを含めた総合的な環境評価を行っている点が特徴です。