彩都箕面市域で初となる大規模集合住宅計画であるため、「環境・景観・コミュニティとの共生」を基本コンセプトに掲げ、彩都における集合住宅のモデルとなるべく計画を立案した。周辺環境や眺望という長所を活かすとともに、斜面地・高低差という敷地の特殊性を、計画の唯一性を生み出す装置と捉え、新たに造成されたニュータウンの一区画に、緑豊かな箕面の里山風景の再生を試み、それらと共によりよい景観をつくる計画としている。まとまった面積の公開空地と集会施設、アメニティーを向上させる沿道のベンチ配置や植栽など、地域との連繋を考慮した開発事業者のコミュニティ形成への関わり方について新たな提案を行った。