兵庫県立淡路医療センター

兵庫県洲本市

兵庫県立淡路医療センター

建物に反映された、土地の力と地域性

淡路島の健康と生命を守る急性期病院の建替移転計画である。敷地周辺一体は、赤レンガの風情ある紡績工場跡の街並みが残り、魅力ある景観を形成している。 工場跡地の歴史の継承と周辺の景観と調和を図るため、外観には煉瓦やレンガ調タイルを基調とし、病院のシンボルとなる煉瓦スクリーン、低層部に地場産材の淡路瓦を設置した。内部は県産木材を活用し、暖かく患者を迎える空間を提供している。 「災害に強い、長寿命」をテーマとして、免震構造及び、大スパン化に対応するPcaPC造の採用、ヘリポートの設置等により、災害時にも有効に機能を維持できる。また、着工後発生した東日本大震災を受け、建物周辺に浸水防止壁を設置するなど地震や津波への対策の強化を図った。

建築主
兵庫県
所在地
兵庫県洲本市
撮影
エスエス 津田裕之

カテゴリ

第16回 公共建築賞 優秀賞
平成25年度プレストレストコンクリート工学会 作品賞
日本建築学会作品選集2015

対話力は設計力

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