カトリック大阪高松大司教区の本部事務局と大司教をはじめとする司祭の方々の住まいとの複合施設。大司教区の多彩な活動をさらに発展させる中核施設として計画した。屋外と連続して使用できるホールや、社会活動、広報機能を1階に配置し、開かれた大司教区の姿を体現している。事務所と住居スペースは階別に明確にゾーニングし、セキュリティーの確保に配慮している。構造は全層RC造とし、一部の非耐震壁を除いて耐震スリットを設けない計画とした。環境への配慮は維持管理の軽減と兼ね、Low-EガラスやLED照明、グリーンカーテンなどパッシブな手法を採用している。