大阪工業大学大宮キャンパス2号館を改修し、建築学科が移転してくるためのリニューアルプロジェクトである。本プロジェクトでは、建築教育ならではのデザインや学習・交流を促す空間が強く求められた。 1階、製図室にはスケール感を学習できるスケールストリート、ジュリーコーナーには様々な寸法や樹種を散りばめた段々ベンチのある空間を計画し、建築教育ならではのスケールや素材を日常的に体得できる開かれた建築空間としている。 4、5階では、建物中央に配置したストリートに面して垣間見える教員室と研究室を千鳥配置とし、開かれたラボと相互補完関係をつくることで、交流を生み学際を促すオープンラボとしている。