学校法人河合塾学園 真貴幼稚園

1970年に開園した河合塾学園真貴幼稚園の新築移転計画であり、「好奇心旺盛な考える子どもを育てる幼稚園」の実現を目指した。 不整形で高低差のある敷地の中央部の平場に南側の丘に向かって3方向から園庭を囲い込む園舎配置とし、園舎の東側を職員・管理ゾーン、西側を保護者ゾーンとしてさらにその一部を地域に開放する菜園として整備した。 園舎内は、階段の下や図書室絵本コーナーに小さな遊び場・デンを設け、調理室の見える窓、ガラスブロックとトップライトによる光の演出をした円筒階段など、子どもたちの好奇心を触発する夢のある空間構成を実現。階段の吹抜を利用したネット遊具、円筒階段の壁面を利用したボルダリングなど、子どもたちが身体全体や五感を使って園舎内外を立体的に遊びまわれる環境となっている。