安全性を維持する

地震、津波、台⾵などの⾃然外⼒から各種建築物、そしてそれらを利⽤する⼈々を守るため、豊富な経験と⾼い技術⼒で個々の与条件を読み解き、安全性、居住性、経済性に優れた建築物を社会に提供してまいります。

風揺れ制振

風揺れは管制官に“船酔い”症状を起し、業務の継続が困難な結果を招きます。東京国際空港新管制塔においては“日本初”の鉄筋コンクリート造の塔体により質量を増し風揺れ対策をおこなうとともに、2基のハイブリッド制振装置により、更なる管制官の執務環境の向上をおこなっています。コントロールタワーに特化した技術で、塔体特有の〝むち振り現象〟による揺れを軽減するための技術を採用しています。ケーススタディも併せてご覧ください。

免震技術(接続型スイッチダンパー)

オイルダンパーと産学連携共同開発の「接続装置」を組み合わせ、地震の揺れ幅に応じてロックピンがはたらきダンパーが作動する。電気を使わない独創的なアイデア。NHK スペシャル『MEGA CRISIS』で紹介されました。また2016 年には一般社団法人日本免震構造協会より技術賞を受賞。ケーススタディも併せてご覧ください。

免震技術

防災拠点となる施設、社会的に重要度の高い施設など、BCP の観点から施設の継続使用が要求される建築物に対して、ニーズにあった耐震グレードを提案し、最新の免震技術で高い耐震安全性を確保します。ケーススタディも併せてご覧ください。

制振技術

防災拠点となる施設、社会的に重要度の高い施設など、BCP の観点から施設の継続使用が要求される建築物に対して、ニーズに合った耐震グレードを提案し、最新の制震技術で高い耐震安全性を確保します。ケーススタディも併せてご覧ください。

耐震診断・補強・改修

外観を変えない、内部機能に大きな支障を与えない、建物を使用しながら工事、意匠性に配慮した工法など、条件に応じた耐震改修をおこないます。ケーススタディも併せてご覧ください。

大空間・大架構

多くの人々が集うスポーツ施設や公共施設、大きな構造物を収容する施設等の大空間が、その用途に沿った機能的で快適で魅力的な空間になるよう、安心・安全な空間を創造し、安全性、居住性、経済性に優れた建築物をご提供します。ケーススタディも併せてご覧ください。

特定天井の国土交通大臣認定

2011 年3 月の東日本大震災後、コンサートホールなどの大空間構造物における天井の耐震構造が見直され、特定天井の構造方法を定めた「耐震天井告示」が2014年4 月1 日に施行されました。国土交通大臣特定天井認定の国内第1号を取得したサントリーホールにおいては構造安全性を検証するため、「耐震天井告示」の設計ルート「大臣認定ルート」を採用。時刻歴応答解析により、実際の地震の揺れをシミュレーションしています。ケーススタディも併せてご覧ください。