築後約50年が経過している日本橋税務署を免震レトロフィット構法で耐震改修をおこなった。 本建築物は狭あいな敷地に建っており、隣地の建築物が近接し、基礎部の掘削が困難なことから、1階柱頭部に免震装置を設置する構法(中間免震)を採用した。この構法を採用したことにより、エレベーターシャフトと階段は上部構造から地下1階まで吊り下げた構造となっている。 また、建築物の重量の低減のために外壁カーテンウォールを、プレキャストコンクリートパネルから縦連窓のアルミパネルに取り替え、窓ガラスにはLow-E複層ガラスを採用することで、熱環境負荷の低減も図っている。
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