常翔学園100周年記念事業の⼀環として、⾼層のアーバンキャンパスタイプの先駆けになることを主眼に計画、同規模の超⾼層建物では、フロア毎に全て異なる平⾯プランを持つ、他に類を⾒ない積層型タワーキャンパスである。設計JV で当社は構造を担当。 12 階から20 階に連続する北⾯の吹抜け⼤空間「コミュニケーションボイド」は、学⽣の憩いの場、学科や学年間の垣根を越えたコミュニケーションの場として各階をつないでいる。 そのファサード構成を、最上部のハットトラス構造で縦⽅向全⻑80mのカーテンウォールを上から吊ることでサッシ部材を細くし、透明感、街への開放感を⾼めた。 また、想定される⼤規模地震動に対しては、鉄⾻造と振動エネルギーを吸収する減衰機構を組み合わせた制振構造を採⽤し、超⾼層化における安全性を⾼めている。