超高層管制塔の設計技術の集大成となった、空港のランドマーク
115.7m、高さ日本一の新管制塔は、質量が大きく剛性の高いRC造を超高層管制塔としては日本で初めて採用した。また、風に対して直行方向の振動が顕著になることから、塔体部の平面形状を長円形とし、長手方向を卓越風に対し直交するように配置して風揺れを低減。アクティブ制振とパッシブ制振を組み合わせたハイブリッド制振装置を2台設置し、さらに管制室直下に免震装置を設けている。これによって管制室は室内に柱のない「鳥カゴ状」の構造にし、外周部を細い鉄骨柱とサッシによる高い視認性を実現している。
- カテゴリー
- 交通
- ソリューション
- 安心・安全な建物を提供
- シェア
- 建築主
- 国土交通省東京航空局
- 所在地
- 東京都大田区
- 構造
- RC造一部S造
- 階数
- 地上5階
- 延べ面積
- 2,244m²
- 竣工
- 2009年6月
- 主要用途
- 空港庁舎、管制塔
- 備考
- 第三者監理:梓設計
- 撮影
- エスエス