到着機能を中央に集約し地上交通機関とのスムーズな接続を図り、出発時にはスマートレーンによるスピーディーな検査を実現した。保安エリア内には、ウォークスルー型店舗を設け、旅の一部としての空港に新しい体験を加えた。屋上展望デッキの再整備や日射遮蔽パネルの採用、地元出身デザイナーとの協働など環境や地域との共生を図り、今後のストック型社会において人々に⾧く愛される空港として、建物の⾧寿命化を目指した。 <大阪国際空港の歩み> 現在の大阪国際空港ターミナルビルは、1969年の供用開始から50年以上経過している。この間、航空需要に対応するため、さまざまな整備を行ってきた。大きな転機としては、1994年に関西国際空港が供用を開始したことで、国内線専用の基幹空港として1999年に再整備を行っている。
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