ファサードのデザインは、鳥の翼をイメージしたやわらかな曲線と3 本ラインで躍動感・スピード感のある表現とした。また色彩計画は、佐賀平野に生息する「かちがらす」の白と黒のモノトーンとし、ゆるやかなカーブとあわせて、周辺の自然との調和を図っている。 中央部の大屋根は樹状柱とV字柱によって支えるハイライズ架構の大空間とし、鳥が生息する森や里山の風景をイメージした構造デザインとしている。 在来線との接続および新幹線の西への延伸を踏まえ、交流の拠点として今後もますます発展していく街の未来への期待感を「かちがらす」のはばたきに重ね合わせている。