JR九州の未来を支える人材や技術を育てて送り出す「始発駅」としての研修センター。JR九州がこれまで培ってきた歴史や伝統、鉄道のプロとしての技術を未来へつなぐ原点として、『0哩(マイル)』をコンセプトに「人づくり」「DNAの継承」「持続可能な教育環境」の3つを柱として、学び挑戦する人づくりの場に相応しい教育環境の創出を目指した。 自然換気等のパッシブ技術や地中熱利用システム等のアクティブ技術を建物内に積極的に導入し、環境配慮型の建物としてJR九州初のZEB READYの認証を受けている。自然換気システムを利用者参加型の設備にしたことにより、省エネ活動を皆で感じられる仕組みを実現した。 建物の内外装および外構には、高架化に伴い解体された九州の鉄道の歴史を物語る「折尾駅」の130年前の古レンガ・古レールを再利用し、歴史・伝統をつないでいく志を表現している。