ルーマニアの首都ブカレストにおける約15㎞の地下鉄新線建設計画で、基本計画を担当するパデコの計画・構造検討をサポートしている。首都中心部と国際空港(ヘンリ・コアンダ空港)間の利便性を高めるとともに、ブカレスト北部にある新興開発地域とブカレスト市内をつなぎ、車両通行量の減少と渋滞緩和を通じて環境負荷を軽減することをテーマとしている。 当社の海外事業は現在、プロジェクト対象エリアが、従来の中国・東アジア、東南アジア中心から、南アジア、東欧などへと拡大している。各国でのさまざまな条件の違いはあるが、プロジェクトの最終まで連続したサービスが行えるように現地設計組織と協働する体制を構築し業務を遂行している。提供サービスについても、従来の建築設計に加えBIM・環境技術など当社の技術を各国状況にあわせてローカライズし、多様に貢献できることを目指している。