今井兼次旧本店の香りを引き継ぐ新機軸
足立成和信用金庫は、平成28年度に創立90周年を迎え、90周年事業として本店建替を計画。地域の繁栄と発展・顧客満足に貢献していく足立成和信用金庫の想いを実現すべく、5つの事業テーマを掲げた。1.地域との連携、2.地域に開かれた信用金庫、3.組織の連携、4.「食」からココロを、5.組織全体のシンボル(本店)。そのテーマを具現化すべく設計コンセプトを設定。地域密着型金融機関の本店らしさを追求。部署ごとが独立することなく業務を遂行できるよう、可能な限りオープンなオフィスを目指し、生産性を向上させ、効率的で充実したワークプレイスをめざした。制震性能1.5倍、非常用発電機の設置等により企業のBCPと地域防災機能の充実とともに、外装に縦ルーバー、水平フィンを設けることにより環境負荷低減を図っている。宿場町として栄えた歴史の継承、企業の先進性とを兼ね備えた地域のランドマークとなるデザインとしている。
- カテゴリー
- オフィス
- シェア
- 建築主
- 足立成和信用金庫
- 所在地
- 東京都足立区
- 構造
- S造一部SRC造
- 階数
- 地上8階 地下1階
- 延べ面積
- 4,269m²
- 竣工
- 2016年6月
- 主要用途
- 金融機関(銀行本店)
- 撮影
- 黒住直臣