プロを輝かせる服。プロのためのユニフォームをつくる会社、KAZENの新本社計画。イタリアの詩人ダンテ・アリギエーリ没700周年に合わせて、新本社ビルが誕生。
1-6階は本計画のグランドデザインもおこなったチェッコ・ボナノッテ(Cecco Bonanotte)氏の彫刻作品を設えたミュージアム、7階はクラシックコンサート等の社内外イベントのための音響に配慮した多目的ホールとなっており、8-11階に本社機能を構えている。
想像を膨らませながら芸術作品との自然な対話を楽しめるミュージアムとして、1階にはチェッコ氏の象徴的作品である竹をモチーフとしたブロンズ製作品と、異なる種類の金属ポリマテリアルを用いた11連の彫刻作品を設えた。また、6階の展示スペースにはダンテ『神曲』の各歌をモチーフとして紙に混合技法で描いた作品を展示するなど、1階から6階まで、チェッコ氏の多岐にわたる作品を年代順に観られるように展示している。
まちの風景と共存する開放的空間、意匠を和風モダンに整えたプレジデントエリアなど、個性豊かな空間とした。