既存の国内線および国際線ターミナルを接続して乗継の利便性を高めるとともに、チェックインカウンターの大幅な増設や商業施設の充実を図った。 内外装のデザインは、既存ターミナルのデザインコードを守りながら、自然や風土、伝統を感じさせる沖縄らしい景観づくりを目指した。到着した飛行機から見えるエプロンサイドは、日差しを遮る彫りの深いフォルムと青い海や空など沖縄の風景を写しこむガラスカーテンウォールで構成。大きな吹き抜け空間「ふくぎホール」は、明るい日差しと海を渡る心地よい風、グスクの石垣など、沖縄の自然と景観を連想させるモチーフでデザインした。 省エネルギー対策では、屋根や外壁・窓ガラスの断熱性能を高め、基幹設備は既存ターミナルと連携を図り効率的な運転を可能にし、同時に災害時のBCP対策としてバックアップ機能も高めている。