中央図書館的機能と、学習室、地域情報提供、郷土情報提供、青少年センターの各機能を有する複合施設。「人」、「まち」、「環境」をつなぐ“かけはし”となる図書館をつくる。外装デザインの縦格子を通り沿いに計画することで、外観の特徴とともに、まちから閲覧室を垣間見ることができ、東側の日射遮蔽にも寄与する。縦格子により朝日をゆるやかに遮る、風や光を感じつつ読書のできる屋外読書テラスも計画。内部には吹き抜けと一体となった天井一杯の壁面書架や、お話し室では本棚(グリッド)をモチーフにした有孔ブロックをアイストップにするなど、魅力ある空間を演出。また、内部の活動が見通せる、ガラス張りの閲覧室、会議室、学習室も計画され、外部に緑道を整備して、周辺とのつながりと閲覧室の居心地を向上している。