羽田空港の沖合展開事業において、第1ターミナルビルは「陸」、第2ターミナルビルは「海」をデザインテーマとしたことから、滑走路の増設とともに整備された第3ターミナル(旧名称:国際線旅客ターミナル)は、その景観と内部空間について「空」のイメージをメインテーマとしている。シンプルなゾーニングと動線計画により、アジアから世界に誇れる最新の施設としてユニバーサルデザインの徹底、環境負荷の低減、徹底した保安・防災対策を追及している。 昼間時間帯、年間700万人を1250万人対応の施設とするため、本館部分の拡張と北にサテライトを増設、トランジット客にも利用できるホテルを計画するなど、地方都市と海外を結ぶハブ空港として機能が強化された。