昭和43年に秋葉原の地で創業した加賀電子株式会社の環境配慮型本社ビル。BIM(3次元CAD)を、基本設計から実施設計、現場施工図まで一貫して駆使し、本体着工時にはBIM仮想(バーチャル)竣工させるプロジェクト。オフィス基準階のフレキシビリティに配慮して、地下と1階に「制震装置集約型構造」とした。省資源、省廃棄物と近隣への配慮に、既存の地下躯体の解体は最小限にとどめ、残した躯体を活かし高流動化処理土を用いた強固な基礎地盤をつくる。環境・省エネ配慮として、外装に外気導入型のダブルスキンカーテンウォールを採用し、熱負荷の軽減、自然換気の導入、遮音性の向上を図っている。また、全館LED照明、自社取り扱いの太陽光発電パネルも採用している。